リンジー・バッキンガムはフリートウッド・マックから解雇されてから1年と経っていないものの、復帰のオファーがあればもちろん応じたいと語っている。
リンジー・バッキンガムは今年1月にフリートウッド・マックを解雇されており、その後のインタヴューの中で、バンドのマネージャーであるアーヴィング・エイゾフから「スティーヴィー(・ニックス)はもう君と一緒のステージに立ちたくないんだ」と言われたことを明かしている。
今年10月になってリンジー・バッキンガムは信認義務や口約束の違反などを理由に訴訟を起こしている。フリートウッド・マックは裁判の中で、リンジー・バッキンガムの主張を否定している。また、リンジー・バッキンガムは先週、バンドを訴えていた件について和解に至ったことを明らかにしていた。
しかしながら、リンジー・バッキンガムは今回、自身の代役としてトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ のギタリストであるマイク・キャンベルとクラウデッド・ハウスのフロントマンであるニール・ フィンが加わった、フリートウッド・マックの新たなラインナップを「カヴァー・バンド」になぞらえた上で、オファーがあればもちろん応じたいと語っている。
「いいかい、これはフリートウッド・マックなのであって、何だって可能なんだよ。もしかしたら彼らも現状のシステムを終わりにしようとする可能性もあるわけでさ。もし復帰を頼まれたら応じるかって? もちろんだよ。僕としては、ちゃんとしたフェアウェル・ツアーができなかったと感じているからね。もし一緒にフェアウェル・ツアーをやるとなっても、悪くないものができると思うんだ。というのも、僕ら5人が大切に築いてきた遺産を、今の彼らは体現できていないと思うからね」とリンジー・バッキンガムは「ステレオガム」に語っている。
「彼らのしていることが僕には分からないけんだ。カヴァー・バンドみたいな感じだよね。スティーヴィーは楽しんでいるのかもしれないし、それはそれで構わないんだけどさ。スティーヴィーが満足していると言ったところで、僕としてはOKと思えるものではないんだけどね。僕の見方としては、僕が新しい人たちと矢継ぎ早に新しいことに取り掛かる機会ができたと思っているんだ。僕が取り組んでいることを気にかけてくれて、フリートウッド・マックから金をむしり取ろうみたいなことを考えていないような人たちとね」
リンジー・バッキンガムは次のように続けている。「いいかい、彼らはどうなってしまうんだろうっていう疑問は確かにあるよ。ただ、改めて思いやりを持って考えれば、これは彼らが自分たちを客観視できていないことが原因なのであって、それは彼らの可愛さでもあると思うんだ。だからこそ、今でも僕は彼らのことが大好きなんだ」
リンジー・バッキンガムは先週に訴訟が和解に至ったことについて語った際、元バンドメイトであるクリスティン・マクヴィーと今も連絡を取り合っていることを明かしており、彼女から「今回の件について、私は一切関与していないということを知っておいてほしい」と書かれた手紙を受け取ったことを明かしている。
一方、フリートウッド・マックは新たなラインナップで2019年の6月にウェンブリー・スタジアム公演を行うことが発表されている。
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