PRESS

Photo: PRESS

メガデスのデイヴ・ムステインはスレイヤーがツアーから引退する前に少なくともあと1回は「ビッグ・フォー」でライヴを行うべきだと語っている。

1980年代のスラッシュ・メタル界を牽引したメタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックスの4組は2010年6月16日にポーランド、ワルシャワのバーバイス空港で行われたソニスフィア・フェスティバルで初共演を果たしている。この年のソニスフィア・フェスティバルでは全6ヶ所でビッグ・フォーによる共演が実現している。2011年にもいくつかの公演で4組は共演を果たしており、現時点でビッグ・フォーによる最後のライヴは2011年9月14日にニューヨークのヤンキース・スタジアム公演となっている。

衛星ラジオ局「シリウスXM」の番組「トランク・ネイション」に出演したデイヴ・ムステインはスレイヤーがフェアウェル・ツアーを終えてしまう前に「ビッグ・フォー」で公演を行うことに興味はあるかと尋ねられている。

「メタル・コミュニティの人々は誰しもが観たがっていると思うよ、スレイヤーがいなくなってしまうわけだからね」と彼は語っている。「でも、幸いなことに彼らは関心を集めているから、まだいなくならないと思うよ。彼らが演奏し続けてくれることにはすごく注目が集まっているからね。それって俺たちにとってもいいことだけどね。けど、彼らが引退してしまう前に、もう一度『ビッグ・フォー』でライヴを行うべきだと思うよ。(サンフランシスコ)のベイ・エリアで最初にこうしたシーンは始まったわけだから、ベイ・エリアかここ(ロサンザルス)でやるべきだね。それだけが正解ってわけじゃないけどさ、少なくとも1回はやるべきだと思うね」

前回のビッグ・フォーの公演で思い出に残っていることについて訊かれると、デイヴ・ムステインは次のように答えている。「すべてが素晴らしかったよ。一つに絞ることはできないな。演奏前に観客を見渡すと、みんなが黒いTシャツを着ててさ。そして演奏を始めて、雨が降り出すと虹色の雨具が広がるっていうね。これが最も美しかった出来事だね。ブルガリアのソフィアは殺風景でモノクロ調の街だったから、彩りと美しさが際立ってね。みんな踊って、ポゴして、車椅子の人たちが人々の頭上を横切っていったんだ。雨なんかまったく気にしないんだよ。僕はと言ったら、舞台上でアイス・スケートをしている気分だったよ。とても滑りやすかったからね」

先日、デイヴ・ムステインはぜひビッグ・フォーでライヴをやりたいが、全バンドが「公平に扱われる」ことを望んでいた。「僕たち全員が公平に扱われるやり方で、是非やり遂げたいよね。僕たちみんな一緒に、同じ時間だけ、同じステージでプレイするのさ。けど、こんなことありえないだろうね。それはそれで結構さ。だって、スレイヤーは歴史に名を刻もうとしていて、今更『ビッグ・フォー』として讃える必要なんてないからさ。それは俺たちだってそうだよね」

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ