レディオヘッドのドラマー、フィリップ・セルウェイがバンドのニュー・アルバムについてコメントした。
2011年の『ザ・キング・オブ・リムズ』以来となる新作は、少しずつ準備が進められていると考えられているが、今回セルウェイは9月からアルバムの本格的な制作に取り掛かる予定だと語った。
セルウェイはポッドキャストの番組「トークハウス」に出演し、ロンドンのミュージシャン、ゴーストポエットとの対談の前半でレディオヘッドのニュー・アルバムについて語っている。
彼が言うには、これまで新作の制作は「途切れ途切れ」だったものの、「9月からはアルバム制作だけに集中して取り掛かる」とのこと。
また、新しいアルバムの内容についてセルウェイは次のように語っている。「今まで長い間、僕たちメンバーはお互いの間だけで排他的に演奏をしてきて、それがファンにも受け入れられてきた。きっとアルバムが出るたびに、聞き手側はこれまでと違う世界観に挑戦しようとしてきただろうと思うんだ」
「僕たちはアルバムに毎回変化をつけていて、楽曲を作る際の根本的なアプローチも変えているからね」と、セルウェイはバンドの「変化の早さ」についても触れている。
話は自身のドラムについても及んだ。「僕はドラマーとしての自分の弱点には気づいている。それはつまり、成長できるということだから良いことでもあるわけだけど、レディオヘッドのファンなら僕のドラムを知っているよね。これには不安もあって、弱点を乗り越えないといけないと常に思っているんだ」
「トークハウス」のポッドキャストはここから聴くことができる。
今月の初めにレディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドはバンドがスタジオで「一定期間何度か」作業をしたと発言し、本格的な再始動には「かなりの時間がかかった」とコメントしている。
レディオヘッドは9枚目となる新アルバムの準備を今年に入ってから始めている。2月にはグリーンウッドが英『サンデー・タイムズ』紙に対して、「バンドのやり方を変えた」ことを明らかにし、「数カ月間」レコーディングを行ったと語っている。
一方、ヴォーカルのトム・ヨークは、昨年発表したソロ・アルバム『トゥモローズ・モダン・ボクシーズ』に合わせた初めてのライヴを告知したばかりだ。
トム・ヨークは8月15日にサマーソニック東京会場で行われるホステス・クラブ・オールナイターにも参加する。この情報はレディオヘッドのプロデューサー、ナイジェル・ゴッドリッチのツイッターで確認されている。
さらにトム・ヨークは、レディオヘッドのアートワークを手がけるアーティスト、スタンリー・ドンウッドの個展に向けたサウンドトラックとして、18日分の長さの楽曲をレコーディングしたという。
このアンビエントなサウンドトラックのタイトルは“Subterranea”で、公式なリリース予定はないものの、ここから一部を試聴することができる。
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