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シックスナインは一度判決が言い渡されていた2015年の当時13歳だった少女への性的接触容疑についての裁判が改めてやり直されることになったと報じられている。

本名をダニエル・ヘルナンデスという物議を醸しているラッパーのシックスナインは、現地時間11月18日に連邦警察によって逮捕され、ギャングスタ集団のナイン・トレイ・ブラッズによる犯罪行為に関与した疑いがかけられている。シックスナインはその後、自身にかけられている恐喝や銃器所持の容疑について無罪を主張していると報じられている。一連の容疑に有罪判決が下った場合、シックスナインには終身刑が言い渡される可能性もあるという。

「ページ・シックス」によれば、連邦警察の拘留施設にいるシックスナインが不在の中、検察とシックスナインの法務チームの間で会合が持たれたといい、2015年に彼が当時13歳だった少女に性的な行為を行っている動画を投稿した一件について、改めて裁判にかけられることが決まったという。

当該の裁判は今年10月に一度判決が下されており、シックスナインには1,000時間の社会奉仕活動と4年間の保護観察処分が言い渡されている。報道によれば当時4年間の懲役刑を求刑していた検察官らは、今回シックスナインが恐喝の容疑で逮捕されたことは保護観察期間内の違反に当たるとして、さらに長期の懲役刑を求める見込みだという。

現在は勾留されているシックスナインだが、11月28日には新作『ダミー・ボーイ』をリリースしている。

『NME』は同作について1つ星のレヴューの中で次のように評している。「注目度が最高に高まっていた中で『ダミー・ボーイ』をリリースしたシックスナインだが、現時点での彼は、インターネットで巻き起こっている現象に少し毛を生やした程度であり、問題児がたまたまラップもできたというだけに過ぎない。先日逮捕されたことで、人生の残りの期間を刑務所で過ごすことが現実味を帯びてしまっている。願わくば、彼がその期間を本作よりも優れた作品を作る時間に充てられることを祈ろう」

シックスナインの裁判は2019年の9月4日に行われる予定となっている。

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