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ザ・フーのロジャー・ダルトリーは今年10月に刊行した回想録の中でリアム・ギャラガーについて言及している。

ロジャー・ダルトリーは今年の10月18日に『サンク・ア・ロット・ミスター・キブルホワイト:マイ・ストーリー(原題)』と題された回想録を刊行している。

ロジャー・ダルトリーはその中で、2015年にパリでリアム・ギャラガーと会った時のことを振り返っている。「2015年の6月30日に、パリのゼニットで公演を行ったんだ」とロジャー・ダルトリーは綴っている。

「ハイド・パーク(で行われたブリティッシュ・サマー・タイム)やグラストンベリー・フェスティバルでヘッドライナーを務めた直後のことで、その年になってから初めて、帰って来たという心地がしたんだ。パリの夜は最高だったけど、あの時は鍛冶場よりも暑い気候でね。外の気温が華氏100℉(摂氏37度)はあった上に、ゼニットの中には6,000人の観客がいたんだ」

「その6,000人が一つにまとまって、電気ヒーターみたいに熱気を出していたという感じでね。ギグは素晴らしかったし、とてもスムーズに進んだけど、ステージを降りる時には完全に疲れ切ってしまっていたよ」

「その後で、リアム・ギャラガーがバックステージに来て挨拶をしてくれたことを覚えているよ」とロジャー・ダルトリーは続けて綴っている。「リアムのことは大好きなんだ。彼はオールドスクールなロックの砦になっている数人のうちの一人だよね」

「リアムは僕たちと最後まで一緒に溝の中にいて、そこから連れ出してくれるような人なんだ。あの晩の煮えたぎるような暑さの中でも、彼は相変わらずパーカーを来ていたよ。ちょっと馬鹿馬鹿しくも思えるけど、彼に会えたことは嬉しかったね」

先日、ロジャー・ダルトリーはEU離脱以降にUKのバンドがヨーロッパをツアーする際に直面する困難について自身の見解を語っている。

ロジャー・ダルトリーはBBCラジオ4の番組で「ちょっとしたペーパーワーク」を除けば、ヨーロッパで公演を行うにあたって大きな障害に直面することはないという自身の見解を語っている。

「(EU設立前の)当時も俺たちはツアーをやっていたわけでさ」と彼は語っている。「イギリス海峡の面ではちょっとしたペーパーワークもあるかもしれないし、望めばいくらでも大変になるだろうけど、こういうことって両面あるわけでね」

一方、現在ソロとしてのセカンド・アルバムに取り組んでいるリアム・ギャラガーは、現地時間12月13日にロンドンのユニオン・チャペルで小規模なアコースティック・ライヴを行うことが発表されている。

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