映画『ボヘミアン・ラプソディ』で主演を務めるラミ・マレックは、映画が「フレディ・マーキュリーの全生涯」を描いていないことについて語っている。
ラミ・マレックは「ザ・ハリウッド・レポーター」によるインタヴューの中で、本作でできる限りのことを描きたかったとしながらも、ストーリーを「2時間」で描かなければいけないという制約があったと語っている。
ラミ・マレックは次のように語っている。「その2時間の中で(クイーンのメンバーたちが)フレディの人生を祝福したいと思っていたのは分かっていたし、この映画が単に快楽的で好色なものにならないよう、きちんとした努力のもとで作られたのは確かだよ」
「僕らの誰もが、フレディの生涯にわたるジム(・ハットン)との関係性をもっと描きたいと願っていたとは思うけどね。二人の関係はとても素敵なもので、もし僕が自由にやっていいのだとしたら、いくつかの空白を埋めるためにもう1時間増やすだろうね」
彼は次のように続けている。「数え切れないドキュメンタリーや連続ドラマが作れるような人の人生を完璧なストーリーで描くことなんてできないんだ」
ラミ・マレックはまた、本作でフレディ・マーキュリーが「壊したステレオタイプ」に焦点を当てたかったとして、次のように続けている。「フレディやバンドたちは、音楽があるべき姿や、公共で人々がどう振る舞うべきかについてのあらゆる慣習を破ったんだ。何かに当てはめられることやいかなる阻害も拒んでいたという点で、フレディは革命的だったんだ」
「この映画が、これからも賛否両論が寄せられることになるのは分かっている。それに関してはどうすることもできないからね。違うバージョンでこの映画を作れたのかもしれないけど、僕たちはある特定の期間までの映画を作ることに注力したんだ。ライヴ・エイドで完結させることに決めていたんだよ」
一方、クイーンのギタリストであるブライアン・メイは先日、世界各国で興行的な成功を収めている本作でフレディ・マーキュリーを演じているラミ・マレックの演技を称賛している。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』には公開された当初から賛否両論のレヴューが寄せられている一方で、主演のラミ・マレックの演技については批評家たちからこぞって称賛が寄せられている。
「彼は素晴らしいよ……間違いなく彼はアカデミー賞にノミネートされるだろうし、受賞するに値するよ」とブライアン・メイはプレス・ アソシエーションに語っている。
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