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ジミ・ヘンドリックスはアメリカの議会でワシントン州の郵便局の一つに彼の名を付ける法案が審議されていることが明らかになっている。

共和党のアダム・スミス下院議員によって提出された法案「H.R. 6628」によれば、現在ワシントン州レントンにある郵便局の名前を「ジェームズ・マーシャル・ジミ・ヘンドリックス郵便局ビル」に変更する案が審議されているという。

この郵便局はノースイースト・4th・ストリートの4301番地にあるもので、同じ通りには、ジミ・ヘンドリックスの育った家や彼が埋葬されているグリーンウッド・メモリアル・パークがある。

この法案は今年7月に提出されており、アダム・スミスは名称を変更することで「私たちの時代における最も偉大なミュージシャンの一人が残したものや、今なお南シアトルやレントンに残る彼の遺産を新たに祝福する」ことができると述べている。

「(ワシントン州の)ピュージェット・サウンドには、ジミ・ヘンドリックスの生涯や作品を展示している博物館や、彼を記念して造られた公園を初め、毎年数千人もの人々が訪れる彼にまつわるスポットが数多くあります。この法案が成立すれば、象徴的なアーティストであるジミ・ヘンドリックスや、シアトルにある彼のルーツに新たな名誉を授けることができるでしょう」

この法案は現時点で議会にいるワシントン州選出の議員全員の支持を得られているという。

ジミ・ヘンドリックスの弟であるレオン・ヘンドリックスは昨年、彼らの家族の生活や、ジミ・ヘンドリックスの音楽キャリアの形成に与えた影響について明かしている。

『ザ・ガーディアン』紙に対してレオン・ヘンドリックスはジミが「決して食事の準備を忘れる」ことはなく、「彼の面倒をよくみてくれた」と語っている。さらに、レオン・ヘンドリックスは次のように語っている。「ジミは年上の兄であり、父のような存在で、ジミは僕に英国人がお茶と呼ぶものを作ってくれて、安心させてくれたんだ。時々、兄弟で夕食を食べるために母をこっそり訪ねたりもしてたよ」

レオン・ヘンドリックスは、ジミ・ヘンドリックスの音楽は純粋にインスピレーションから作られたものだとして、次のように説明している。「それはスピリット、イン・スピリット・テーション(スピリットとインスピレーションを合わせた造語)の中から生まれたんだ。それはいつも風に吹かれていたんだよ。ジミが子供だった頃、僕もそこにいたけど、彼はホウキでギターを弾く遊びをしていて、それがジミの最初のギターだね。それで父親が家に帰って着て、床に散らばったホウキのゴミとか藁を見て、ジミにお仕置きをしてたんだ。だって、ジミはホウキで芸を披露してたからね」

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