ケイティ・ペリーはガンで亡くなった友人でレコード会社の重役だったアンジェリカ・コブ=バラーを追悼している。
アンジェリカ・コブ=バラーは現地時間11月21日に長期間に及ぶ癌との闘病の末に亡くなっている。享年47歳だった。アンジェリカ・コブ=バラーは25年に及ぶキャリアの中でジョン・メイヤーやサーティー・セカンズ・トゥー・マーズらと仕事をしてきたことで知られ、ケイティ・ペリーのキャリアにおいても重要な役割を果たしている。
「6日前、私にとっての一番の支援者で、一番の友人の1人だったアンジェリカ・コブ=バラーがこの世界から旅立ったの」とケイティ・ペリーはインスタグラムに綴っている。
「彼女は私の知っている最も強い女性の一人だった。ロッキーのようにガンと闘って、化学療法や免疫療法、チューブを何ヶ月も入れるための気管切開、そして実験的なガン治療にも耐えてきた。私はこの1年以上の間、(ガンの)ステージがどんどん進行していくのを見てきたけど、ずっと変わらないものもあったわ。皮肉めいたちょっぴり意地悪なユーモアのセンスも、ポジティヴな考え方も、家族への限りない愛も、ずっと変わらなかった」
ケイティ・ペリーはアンジェリカ・コブ=バラーがコロンビア・レコードで広報部門の副代表を務めていた時期に出会っている。当時ケイティ・ペリーはコロンビア・レコードに所属していたものの、アルバムのリリースが延期されているという状況に置かれていた。2005年にヴァージン・レコードに移ったアンジェリカ・コブ=バラーは、ケイティ・ペリーが同じグループのキャピトル・レコードに移籍できるようにはたらきかけ、2006年にそれが実現している。
ケイティ・ペリーは彼女への追悼の中で当時について振り返っており、アンジェリカ・コブ=バラーがケイティ・ペリーの移籍について語っている動画を投稿しているほか、彼女が自身の「資料を盗み出してくれた」ことへの感謝を綴っている。
ケイティ・ペリーは次のように続けている。「私にとって姉のような存在で、いろいろなことを教えてくれたし、いつだって味方でいてくれた。決してイエスマンではなかったし、必要としている時はすぐに私のことを批判してくれたの。それって、家族よね」
「(残された2人の娘や夫には)アンジェリカが天使として見守ってくれていることを絶対に忘れさせないし、アンジェリカが素晴らしい人格や性格を持った女性だったことも、たくさんのことを与えてくれる存在で、人間として最高にイケてたってことも絶対に忘れさせないわ」
ケイティ・ペリーは投稿の中で、フォロワーにアンジェリカ・コブ=バラーが支援していたチャリティ団体「ジェネロシティー」への支援を呼びかけているほか、夫であるチャップマン・バラーや2人の娘を手助けしていくことを約束している。
「彼女はここから去ってしまったのかもしれないけど、彼女のことが忘れ去られることはないわ。力と共に眠ってね、私のエンジェル。それから、チャップマンと子供たちには私たちがついてるから、心配しないでね。安らかに、ジェリ」
ケイティ・ペリーの投稿はこちらから。
一方、ケイティ・ペリーは先日、テイラー・スウィフトらを抑えて今年最も稼いだ女性ミュージシャンに選出されている。
このリストは『フォーブス』誌によって選出されたもので、2017年の6月1日から2018年の6月1日までに稼いだ、エージェントやマネージャー、弁護士、財産管理人らに支払われる前、および税金が差し引かれる前の金額で算出されている。
ケイティ・ペリーは今年、昨年の9位から順位を上げて首位に上り詰めており、『フォーブス』誌の算出によれば2017年の6月から2018年の6月までに8,300万ドル(約93億円)を稼いだという。同誌はケイティ・ペリーの収入について、『ウィットネス』ツアーの成功(一公演につき100万ドル、約1億1,000万円を稼いだとされている)やアメリカのオーディション番組「アメリカン・アイドル」の審査員としての報酬をその理由に挙げており、同番組の報酬については2,000万ドル(約23億円)と見込んでいるという。
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