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ガンズ・アンド・ローゼズのフロントマンであるアクセル・ローズは、吐き気を伴う「深刻な体調不良」のために先週末のドバイ公演を途中で切り上げたことを受けて、現在の自身の体調についてファンに報告している。

現地時間11月25日に開催されたF1アブダビ・グランプリの後に公演を行ったガンズ・アンド・ローゼズだが、アクセル・ローズはコンサートの前にステージに現れてファンにバックステージで嘔吐したことを告げ、可能であれば公演は行いたいと語っている。「連中がたくさんの点滴や検査を俺に受けさせたんだ。というのも、今日俺は病気でね。ここ5時間、吐いてるんだよ。キャンセルする代わりに、できる限りの公演をやるつもりだよ」とアクセル・ローズは観客に語っている。

バンドはこの日“Welcome To The Jungle”や“Sweet Child O’ Mine”を含む17曲を2時間以上に渡ってパフォーマンスしており、最後に“November Rain”を演奏して公演を切り上げている。

アクセル・ローズは今回、ツイッターで快方に向かっていることを明かしており、体調不良の原因については「風邪だか何か」だとして、「厄介」な闘いだったと振り返っている。

アクセル・ローズによる一連の投稿はこちらから。

「俺のことを心配してくれたり、元気になるように祈ってくれたすべてのファンやバンドに感謝しているよ! ヨハネスブルグで、公演に向けて十分な時間を取っているところなんだ! この風邪だか何かとの闘いは厄介だったよ! 波のように押し寄せてくるんだ。回復したかと思ったら、また悪くなるんだよ」

「ギグの時にみんなに伝えた時は説明が不十分なような気もしたんだけど、どうなるか見当がつかなかったし、ファンのみんなのために可能な限りを尽くしたいと思っていたんだ。素晴らしい観客だったよ。最高の会場だったし、クールなステージだった(砂漠からの優しい風もあったしね!)」

「改めてお礼を言うよ。誰もガッカリしていないといいんだけど。またUAEのみんなに会えることを楽しみにしているよ!」

ドバイでの公演後、スラッシュはコンサートを行ったアクセル・ローズに賛辞を送っており、次のようにツイートしている。「アブダビ、今夜の君たちは最高だったよ! アクセルは深刻な体調不良だったんだ。それにも関わらず、君たちはみんなとても献身的でいてくれた。感謝しているよ。また会おう! それじゃ!」

ベーシストのダフ・マッケイガンもアクセル・ローズを支持して、次のようにツイートしている。「ありがとう、ドバイ! アクセル・ローズは奇跡的なことをやってのけたよ……彼は病気に打ち勝って、俺がこれまでの40年間で見たことがなかったようなことをやったんだ。彼がそんなことをできたのも君たちのおかげだよ! また会う日まで!」

ガンズ・アンド・ローゼズの最新作は2008年の『チャイニーズ・デモクラシー』となっているものの、スラッシュやダフ・マッケイガンはこれに参加していない。彼らも参加したクラシックなラインナップでのオリジナル・アルバムは1992年にリリースした『ユーズ・ユア・イリュージョンI ・Ⅱ』となっており、スラッシュとダフ・マッケイガンは翌年にリリースしたカヴァー・アルバム『ザ・スパゲティ・インシデント?』を最後にバンドを脱退している。

一方、スラッシュは今年8月に「アクセルには既にレコーディングしたものがたくさんある」としているほか、自身もガンズ・アンド・ローゼズの楽曲を再び書こうと思うようになったとして、バンドが新曲に取り組む可能性を示唆している。

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