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フレディ・マーキュリーの伝記作家は新たなインタヴューの中で、フレディ・マーキュリーが名声によって「捕らわれの身」になっているように感じていたことを明かしている。

ラミ・マレックがフレディ・マーキュリーを演じた映画『ボヘミアン・ラプソディ』の公開によって、レスリー・アン・ジョーンズが2011年に刊行したフレディ・マーキュリーの伝記『フレディ・マーキュリー~孤独な道化~』は書籍売上ランキングに再エントリーしている。

レスリー・アン・ジョーンズは書籍の再人気を受けて米『ビルボード』誌のインタヴューに応じ、伝記について「対価抜きの仕事」だったとし、次のように続けている。「あの人に憧れていたのよ。今回こんなにも多くの人がありのままの物語を読んでくれることになって興奮しているわ」

フレディ・マーキュリーとの思い出についてレスリー・アン・ジョーンズは「非常にやさしくて、敬意の持てる人」だったとしている。

「あれだけ華やかなパフォーマーでありながら、彼はものすごく恥ずかしがり屋でもあったの」と彼女は語っている。「元々やさしくて、親切な人だけど、彼は残酷で意地悪くなることもできた。(映画『ボヘミアン・ラプソディ』は)そうした彼の複数の矛盾点について表面をなぞるようなことはしてないわ」

クイーンとツアーを回った月日の中で、私は非常に多くのステージ以外での時間を彼と過ごした」と彼女は続けている。「私に対して名声や富が自身を傷つけ、破滅させたことに対して率直に語ってくれたわ。彼はずっと匿名性と日常を切望していたのよ」

フレディ・マーキュリーとの最も痛烈な思い出について訊かれると、レスリー・アン・ジョーンズは1986年にあった出来事について語っている。「モントルーでレマン湖のほとりに彼と深夜に座っていたんだけど、アルプスに囲まれながら、静かな暗い水面を見つめていたのね」

「フレディはその日の夜は名声によって捕らわれの身になっていることについて語ってくれた。彼はその時が来たら、ファンファーレなどなしにそこに埋めてほしいと言っていたわ。彼はもう自分の人生が限られていることを知っていたのよ。『僕が逝った時はこの湖に投げ入れてくれ」と言っていたわ」

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