スマッシング・パンプキンズのフロントマンであるビリー・コーガンはジェイムス・イハと和解した経緯について語っている。
スマッシング・パンプキンズは11月16日に、ビリー・コーガン、ジェームス・イハ、ジミー・チェンバレンのオリジナル・メンバーが参加した作品としては2000年以来となるニュー・アルバム『シャイニー・アンド・オー・ソー・ブライト VOL.1 / LP:ノー・パスト、ノー・フューチャー、ノー・サン』をリリースしている。
ビリー・コーガンは米「ハフィントン・ポスト」によるインタヴューの中で、なぜ今が再結成にふさわしい時期だと思ったのかという質問に答えている。
「答えるのが難しいな」とビリー・コーガンは語っている。「というのも、ジェイムスと僕はこの2年の間に久しぶりに連絡を取り合うようになって、話すようになったわけだからね。人間関係の再構築から始めて、ビジネスの話をするまでになってっていうさ」
「『ところで、もし僕が変なことを言ったら台無しになってしまうのかな?』なんていう不安はなかったよ。家族のような関係にまで戻ることができたんだ。だらしがない自分でいられて、それでも問題がないような関係にね。相互理解が必要なんだ。言ってる意味分かるかな? 完璧な人なんてここにはいないんだ。人間関係を再構築して、長いツアーを耐えて4ヶ月以上に及ぶ計画を一緒に立てられるようになるには……バンドメイトたちとテーブルを共にして、『オーケー。僕たちが本当に成し遂げたいことは何だろう?』って話し合うことなんだ」
ビリー・コーガンは続けてジェイムス・イハが以前に再結成に際して新曲は必ずしも必要がないと語っていたことに言及して、次のように語っている。「この前、ジェイムスがインタヴューで、新曲は必要ないと思っていたことを打ち明けていたけどさ。もし誤った読み方をしてしまえば、否定的な意見にも聞こえるかもしれないけど、それは彼の姿勢ではないんだ。彼の姿勢としてはむしろ、『そうだね。君たちが音楽をやりたいなら僕はそれでいいし、もしやりたくないのだとしても僕はそれでいいよ。これからどう進んで行こうと、僕はそれに賛成だよ』っていう感じだったんだ」
彼は次のように続けている。「僕としては新曲を作る必要があると思っていたし、そうじゃなきゃ何のためのバンドなんだって思っていたんだけどさ。そんなの、同じキャストを登用した『TVキャスター マーフィー・ブラウン』みたいな感じになってしまうからね。そういうのにはあまり関心がないんだ。僕たちがそういうことを祝福するようなカルチャーにいるっていう自覚はあるにせよね」
一方、ビリー・コーガンは先日、バンドとしてクリスマス・アルバムを作りたいと思っていることを明かしている。
「僕としては、ツアーが終わった後はロサンゼルスに行って友人たちと曲を書くか、もしくはシカゴに戻ってスマッシング・パンプキンズの新曲を書こうと思っているんだ」とビリー・コーガンは『USA トゥデイ』紙に語っている。
「バンドとしていつかクリスマス・アルバムを作ろうなんてことも薄々考えていて、レコーディングをする準備は整っていないけど、アルバムのコンセプトとしてクリスマスのスピリットを取り入れる可能性はあるかもしれないね」
「どちらかというとアコースティック寄りになると思うよ。ワイルドなクリスマス・アルバムを作るとなると、きっと妙な感じになるだろうからね」
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