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シックスナインの弁護士は、連邦警察によって逮捕されたシックスナインが「被害者」であり、向けられているすべての容疑について「完全なる無実」であると主張している。

本名をダニエル・ヘルナンデスというシックスナインは先日ニューヨークで逮捕され、現在かけられている恐喝や武装強盗、銃器所持、麻薬取引などの容疑ですべて有罪判決が出れば、終身刑か、少なくとも32年の禁固刑の判決が下るものと見られている。

シックスナインに向けられているこれらの容疑は、彼自身もメンバーの1人であると考えられている、ギャングスタ集団のナイン・トレイ・ブラッズによる行為に主に基づいている。しかしながら、シックスナインの弁護士を務めるランス・ラザロは現地時間11月19日に行われた罪状認否でこれらの容疑を否定して、シックスナインについて、ナイン・トレイ・ブラッズのメンバーとは2017年に会ってマネージメントやセキュリティとして雇ったものの、彼自身はメンバーの1人ではないと主張している。

ランス・ラザロは現地時間11月21日に声明を発表して、シックスナインについて彼はいかなる容疑にも関与していないと否定している。「ダニエル・ヘルナンデスは、容疑がかけられているすべて犯罪に関して完全なる無実です」とランス・ラザロは綴っている。「プロモーションとしての『ギャングスタのイメージ』は、彼がギャングスタの一員であるということにはなりません」

「ヘルナンデス氏は彼らの被害者であり、従業員を解雇することで自ら身を引き、朝の番組に出演して公に彼らを非難したのです」とランス・ラザロは続けて綴り、シックスナインがアメリカのラジオ番組「ザ・ブレックファスト・クラブ」に出演して元スタッフらを批判したことに言及している。「そのせいで彼は命に関わる脅迫を受けることになり、このように早くも逮捕されることになってしまったのです」

一方、現地時間11月20日に提出されたシックスナインの起訴状には次のように綴られている。「ナイン・トレイ・ブラッズのメンバーやその関係者たちは、音楽やソーシャル・メディアを通じて、麻薬の流通や暴力行為、銃器の使用といった自らの犯罪行為を宣伝し、奨励してきました。ナイン・トレイ・ブラッズによるこれらの行為の目的は、権力やテリトリー、グループの利益を、殺人や暴力的な脅迫によって守り、維持することでした」

ランス・ラザロは保釈金でのシックスナインの釈放を求めたものの、裁判官によってこの要望は却下されている。

シックスナインは先週、全米ツアーの残りの日程をすべてキャンセルして、スタッフを全員解雇したことを明かしている。シックスナインは自身のマネージャーやブッキング・エージェント、パブリシストらについて自身の了承なしに公演をブッキングして着服したとして、スタッフ全員を解雇したことを明らかにしている。

元ブッキング・エージェントに近しい関係者はエンタテインメント情報サイト「ザ・ブラスト」に対し、ブッキング・エージェントについて彼らはシックスナインから着服しておらず、彼が音楽業界のビジネス面をきちんと理解していなかっただけだと主張しているという。

また、シックスナインは11月23日にニュー・アルバム『ダミー・ボーイ』をリリースすることを予定していたが、インスタグラムでリリースが延期になることが発表されている。

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