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ガンズ・アンド・ローゼズのベーシストであるダフ・マッケイガンは、かつて薬物の依存症を患っていた頃にシアトルで家族が救いの手を差し伸べようとした際、逃げ出してしまっていたことが明らかになっている。

ダフ・マッケイガンの2歳半年上の兄であるマシュー・マッケイガンは今回、ポッドキャスト「アペタイト・フォー・ディストーション」によるインタヴューの中で、弟がいかに自身の依存症を克服したかについて語っている。

「(キックボクシングを始めたことが)ダフの人生を変えてくれたんだ」とマシュー・マッケイガンはキックボクシングが弟の依存症克服に一役買ったことについて語っている。「(元キックボクシング選手のベニー・ユキーデが)ダフの面倒を見てくれて、彼を助けようとしてくれたんだ。彼はダフに、リングの中だけに集中することを教えてくれたんだよ」

「おかげでダフは、リングの中に向けていた集中力を人生そのものにも向けるようになってくれて、人が完全に変わったんだ。ベニー・ユキーデやキックボクシング、そこで受けた鍛錬は、ダフが回復する過程でとても大きな部分を占めているよ。彼を助け出してくれたんだ」

マシュー・マッケイガンは続けて、家族としてダフ・マッケイガンの治療に介入しようとした時のことについて振り返っている。「僕ら家族も、シアトルで介入して助け出そうとしたんだけどね。何年のことだったかは忘れてしまったけど、うまくいかないんじゃないかっていう感覚はあったんだ」と彼は語っている。

「とにかく僕は飛行機でシアトルへ向かって、家族が集まったところへカウンセラーを呼んだんだ。続けてダフも現れて、ずっと待っていた僕らのほうを一瞥した彼にカウンセラーがこう問いかけたんだ。『ほら、あなたのご家族がここにいるわ。あなたのことを心配しているの。あなたに何か起きているんじゃないかって思っているみたいよ』とね。するとダフは『ああ、ありえないね』と言って出て行って、走り出してしまったんだ」

マシュー・マッケイガンは続けている。「僕は彼を追い掛けてバーまで行って、一緒にLAに戻ったんだ。やり過ぎだったし、まだ早過ぎたんだよ。うまくいかない気はしてたんだけどね。最終的にはダフも克服してくれたけど、彼は自分1人で向き合う必要があったんだ」

ガンズ・アンド・ローゼズは現在アジア・ツアーを行っており、バンドは12月に史上初となるハワイ公演を行うことを発表している。公演は12月8日にアロハ・スタジアムで行われる。

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