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カニエ・ウェストは、銃を持った男を押さえ込んだ後で警察に銃殺されることとなったジェメル・ロバーソンのためのクラウドファンディング・サイト「ゴー・ファンド・ミー」に15万ドル(約1,700万円)を寄付したことが明らかになっている。

ジェメル・ロバーソンは現地時間11月11日に、警備員として勤務していたシカゴのバーで男を取り押さえていたところを警察に銃で撃たれ、亡くなっている。26歳で亡くなったジェメル・ロバーソンは当時、許可証付きの銃を携帯していたとされている。

事件を目撃したアダム・ハリスは地元テレビ局「WGN」に対し、ジェメル・ロバーソンは警察がバーに到着した際、「膝を背中に当てて誰かを床に抑え込み、『動くな』とその人の背中に銃を突き付けていた」状態だったと証言している。

「そこにいた全員が『(その人は)警備員です!』と叫んでいました」とアダム・ハリスは続けている。「彼は警備員の一人だったのです。しかしながら、警察というのは銃を持った黒人を見ると自然とその人を殺してしまうのです」

事件後、彼の母親の代理人によって「ゴー・ファンド・ミー」にジェメル・ロバーソンのためのサイトが立ち上がっており、現地時間11月16日にはカニエ・ウェストの名前で1万5,000ドルが10回に分けて寄付されている。

カニエ・ウェストの名前を写したスクリーンショットはこちらから。

カニエ・ウェストによる寄付は同ページへの寄付を促進することとなっており、記事執筆時点までに31万ドル(約3,500万円)を超える寄付が集まっている。

元々はジェメル・ロバーソンの葬儀代を募るために立ち上げられたこのサイトには、次のような文章が投稿されている。「改めて、皆さまからの寛大なご支援に感謝致します。元々の目標に掲げていた金額を遥かに超える寄付が集まりました。悲劇的な時期を過ごしている彼の家族にとって素晴らしい支援となるでしょう」

ジェメル・ロバーソンの死に関しては、現在イリノイ州警察によって捜査が進められている。

一方で、ファレル・ウィリアムスは先日、ドナルド・トランプ大統領支持というカニエ・ウェストの政治観は忘れて、音楽コミュニティは彼のことを支持するべきだと語っている。カニエ・ウェストはこれまでに、ドナルド・トランプ大統領を「マイ・ブラザー」と呼んでいるほか、保守派のジャーナリストであるキャンディス・オーウェンズへの支持を表明している。

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