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骨癌の一種、骨肉腫のために亡くなったカメラ・オブスキュラのキーボーディスト兼ボーカリストであるキャリー・ランダーに、続々と追悼のコメントが寄せられている。

カメラ・オブスキュラは10月11日にこの悲報を発表している。キャリー・ランダーは享年33歳で生涯を終えている。

バンドはフェイスブックを通して、次のようなメッセージを発表している。「深い悲しみにありますが、癌に伴う病のために今朝おだやかにキャリー・ランダーが亡くなったことをお伝えしなくてはなりません。我々は友人にしてバンド・メイトを亡くし、彼女の伴侶であるケニー、ご家族、ご友人の皆様に深くお見舞い申し上げます」

残された4人のメンバーであるトレイシーアン・キャンベル、ギャヴィン・ダンバー、ケニー・マッキーヴ、リー・トムソンの4人は、キャリー・ランダーによるSarcoma UKへの寄付キャンペーンへのファンの援助に「心を動かされた」と述べている。バンドは引き続きキャリーに代わって人々に寄付を勧め、キャンペーンを告知していくという。

「彼女は間違いなく、みなさんに愛され、評価を受けるなかで旅立ちました。我々はみなさんの援助や僕らや彼女に送っていただいた言葉に感謝しています」とバンドは綴っている。「このバンドと、僕らの音楽、長きに亘ってみなさんに楽しんでいただいたこれらのすべてが彼女にとって大きな意味を持っているのです」

ザ・クリブズ、フランツ・フェルディナンド、ズーイー・デシャネルをはじめ多くのアーティストから、キャリー・ランダーへ追悼のコメントが寄せられている。

各人のメッセージの内容は以下の通り。

カメラ・オブスキュラ フェイスブック
https://www.facebook.com/CameraObscuraMusic/posts/10154296129952782:0

深い悲しみにありますが、癌に伴う病のために今朝おだやかにキャリー・ランダーが亡くなったことをお伝えしなくてはなりません。我々は友人にしてバンド・メイトを亡くし、彼女の伴侶であるケニー、ご家族、ご友人の皆様に深くお見舞い申し上げます。

Sarcoma UKへの寄付キャンペーンでは、みなさんから援助をいただき、本人も本当に感激しておりました。キャンペーンは引き続き行われ、寄付を募ってまいります。ご協力をよろしくお願いいたします

キャリー・ランダーの逝去のニュースを聞いて残念な思いで一杯だ。数年前に@Camera_Obscuraと出会い、共演できた時は本当に楽しかったよ。

@camera_obscuraのキャリー・ランダーの死に、心から哀悼の意を捧げたい。彼女が立ち上げた募金サイトのページへの、引き続きの協力をどうかよろしく:
https://www.justgiving.com/Carey-Lander
キャリー・ランダーの「ジャストギヴィング」募金ページ
キャリー・ランダーは「ジャストギヴィング」でSarcoma UKへの寄付を募集しています。

偉大なるバンド@camera_obscuraのキャリー・ランダーの逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます。

フライトゥンド・ラビット フェイスブック
https://www.facebook.com/frightenedrabbit/posts/10153731621657082

悲しい知らせを受けました。本日、キャリー・ランダーの友人やご家族の方へ心からお見舞いを申し上げます。彼女が立ち上げた募金サイトのページでは引き続き、寄付の募集を行っており、骨肉腫に関する情報が掲載されています。みんな協力をどうかよろしく。

キャリー・ランダーに哀悼の意を捧げます。ご冥福をお祈りします。

ザ・マイナバーズ フェイスブック
https://www.facebook.com/themynabirds/posts/10153021180347610

2006年に、ジョージー・ジェームズとして @cameraobscurabandのアメリカでのライヴのオープニングを務めた時にキャリー・ランダーとツアーを共にできたことを本当に光栄に思っているわ。先日スコットランドを訪れた時に、彼女と会うつもりだったけど、病気が再発したとのことで会えなかったの。病状がそんなに悪かったなんてまったく知らなかったわ。生前、彼女が活動していた、この珍しい癌への研究資金援助のための募金チャリティを通じて、今後多くの人が助かることを心から祈っています。キャリーが亡くなる直前に投稿したいくつかのコメントは本当に感動的だった。それは明るい希望と新鮮な息吹に満ちていて、彼女による魔法のようなリアリズムを湛えているの。彼女と一緒のツアー中にクリーヴランドでトレイシーアンと撮った私のお気に入りの一枚を掲載します。あの夜はSPARKS+で、ショウの後も夜通しみんなで踊り明かしたわ。この時の写真をいくつか紹介していくつもり。すごく楽しい夜だったから。キャリー、安らかに眠ってください。素敵な夢を。

ポーズ フェイスブック
https://www.facebook.com/wehavepaws/posts/995534233803420

キャリー・ランダーのご家族やご友人の方へ心からのお悔やみを申し上げます。
悲報を聞いて胸が張り裂けんばかりです。どうか、キャリーのSarcoma UKの「ジャストギヴィング」のページを見て、募金の協力をお願いしたい。

今朝、キャリー・ランダーの悲報を聞きました。ご家族やご友人への心からのお見舞いを申し上げます。

キャリー・ランダーという素晴らしい人を亡くしてたいへんショックを受けています。ご家族や友人、そしてバンドのメンバーのご心痛を、心からお察しします。彼女は愛すべき人でした。

キャリー・ランダーは2002年にカメラ・オブスキュラに加入し、全部で4枚のアルバムに参加している。2011年に骨肉腫と診断されたものの、キャリー・ランダーはバンドでの活動を続け、今年8月にカリフォルニアとメキシコでのツアーをキャンセルし、闘病のための時間をとることを決めている。

「ジャストギヴィング」のページに彼女はこう綴っている。「おそらくわたしを助けるには遅すぎるんだけど、もし将来なにかを見つけることができたら、すごいことだと思うし、それは子供にそんな大変な治療をせずに、生きていけるよりよいチャンスを与えられることだと思うの」

「極めて幸運なことにわたしはここ4年間、普通の生活に近い状態で暮らすことができて、カメラ・オブスキュラでも演奏しつづけることができたのね。病気が分かる前から取りかかり始めていたアルバムもレコーディングできて、もう一度ライヴをできたのは素晴らしいことだったわ。アルバムを買ってくれたり、ライヴに来てくれたり、なにかしらでわたしたちをサポートしてくれたみんなに、本当に感謝しています」

「悲しいことに、病気が再びわたしを襲ってきていて、このことについてもう少し詳しく話す時期だと思ったの。そして、同じような病気を抱える人々を助けるために少しでもお金を集められたらと思ったの」

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