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ジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマンは、仮釈放を申請した際の聴取の議事録によれば、1980年に彼を銃殺して以来、年々「恥入るようになった」と述べているという。

マーク・チャップマンは今年8月に10度目の仮釈放申請を却下され、現在もニューヨーク州のウェンデ刑務所に収容されている。マーク・チャップマンは2016年にも仮釈放申請が却下されている。

マーク・チャップマンは1980年12月にニューヨークのダコタ・ハウスの外で、オノ・ヨーコと共にレコーディング・スタジオから帰ってきたジョン・レノンを殺害しており、1981年に懲役20年が宣告されている。

『ガーディアン』紙によれば、「30年前の私は、恥を感じていると言うことができませんでした。今は恥辱がどのようなものかを理解しています」というマーク・チャップマンの発言が議事録には記されているという。「顔を覆いたくなるようなことなのです。やめてくれと。そのためなら何でも差し出すということです」

マーク・チャップマンはまた、当時の自分にとってジョン・レノンがいかに「特別な」存在だったのかを今も考えることがあると述べている。

マーク・チャップマンは当時について、ジョン・レノンを本当に銃殺するか、自身の中で「葛藤」があったことも明かしている。

マーク・チャップマンは次のように述べている。「私は度が過ぎてしまっていたのです。こんなことを考えていたことを覚えています。『なあ、今アルバムを手にしているよな。見てごらんよ、彼のサインもある。家に帰るんだ』と。それでも、私には家に帰るという選択肢がなかったのです」

現在63歳のマークチャップマンは、ジョン・レノン殺害の際に殺傷能力の高いホローポイント弾を使いはしたものの、自身の名を広めるつもりで実行したわけではなく、ジョン・レノンへの敵意も持っていなかったと述べている。

マーク・チャップマンの仮釈放を却下したウェンデ刑務所の審査会は当時、彼を仮釈放すれば「罪を犯すことの重大さを和らげてしまう」のみならず、ジョン・レノンを殺害された怒りや、その復讐、名声のために彼の命を狙う者が現れる可能性もあり、公衆を危険に晒すことになりかねないと述べている。

マーク・チャップマンが再び仮釈放を申請できるのは2年後となっている。

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