U2のフロントマンであるボノは「エクスペリエンス+イノセンス」ツアーの最終日となった現地時間11月13日のベルリン公演で、U2を終わらせようとしているようにも取れる発言を行っている。
定期的にU2のライヴ情報を報じているバンドのファン・アカウント「U2ギグス」によれば、ボノはメルセデス・ベンツアリーナの観客に次のように語りかけたという。
「僕らは長きにわたって活動してきた。40年続けてきたんだ。この4年間は、僕たちにとっても特別なものになったよ。これで離れることになるけどね……」とボノは語ったという。
Bono: "we've been on the road for quite some time, just going on 40 years, and this last 4 years have been really something very special for us. We're going away now…" #U2eiTour
— U2gigs (@u2gigs) November 13, 2018
1976年にアイルランドで結成されたU2だが、一部のファンは今回のボノの発言について、バンドを終わらせることを示唆していると指摘している。
しかしながら、「U2ギグス」はファンをなだめるように次のようにツイートしている。「『ヴァーティゴ』ツアーの頃から、私が報じてきたすべてのツアーでは最終日に同じようなことが起きていました。これが最後のギグだということで、大勢の人たちがパニックを起こすのです……間違いなく、いつの日か新しいライヴの情報をみなさんにお届けできるはずです」
I will concede that this is the first time the mass panic has at least seemed plausible. But there'll be *something* for Boy at 40 or AB at 30, or a new record. U2 won't sit still and they won't break up, and they've got enough years ahead of them yet to fit in more gigs!
— U2gigs (@u2gigs) November 13, 2018
「U2ギグス」は「大勢のパニックがもっともらしく思えるのは初めてのこと」だとしながらも、バンドが1980年にリリースした『ボーイ』の40周年や1991年リリースの『アクトン・ベイビー』の30周年の際に何かしらの行動を起こすのではないかと推測している。
一方、U2は現地時間11月9日に地元ダブリンで行った公演で25年ぶりに“Dirty Day”を披露している。
“Dirty Day”の演奏に先立って、ボノは若い頃の父親とバンドの関係について語っている。「U2は暗がりから抜け出すための僕らなりの方法だったんだよ」と彼は語っている。「父親たちに『俺はお前たちとは違う』という方法だったんだ」
先月もU2はしばらく演奏されていなかった“The Unforgettable Fire”と“Stay (Faraway, So Close!)”をコペンハーゲン公演で演奏している。
また、ボノは現地時間10月23日にロンドンO2アリーナで行った公演の中でイギリスのEU離脱に言及して、「共通の夢や連帯の強さ」を失うことになると語っている。
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