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イギリスの大手プロモーターの一つによれば、デヴィッド・ボウイはもう二度とツアーを行うことはないという。

2004年のツアー中の急病以来、デヴィッド・ボウイはツアーを行っていないが、2013年にアルバム『ザ・ネクスト・デイ』が発売されたことによって、彼が再びステージに立つのではという噂が再燃していた。

ワイト島音楽祭のプロモーター、ジョン・ギディングが『ミュージック・ウィーク』誌に語ったところによれば、デヴィッド・ボウイは彼に対して個人的に、もうツアーはやらないと告げたという。

「デヴィッドはこれまで一緒に仕事をした中でも最高のアーティストの1人だ」とギディングは語っている。「だが、最近は会うたびに、私が何も言わないうちから、彼が『ツアーはやらないよ』と言ってくる。それで私は『まだ頼んでいないよ』と答えるんだ」

さらに、ギディングはこう語っている。「彼は引退を決意したんだ。フィル・コリンズのようにね。彼らのような人たちにまたステージに立ってくれと何度もお願いすることはできないよ。彼がイギリスで最後に行ったライヴが2004年のワイト島音楽祭だったことに本当に喜びと誇りを感じてるよ」

このニュースより少し前、デヴィッド・ボウイの新曲が公開されたが、この楽曲は「ザ・ラスト・パンサーズ」というテレビ番組のテーマ曲で、同番組はスカイとフランスのカナル・プラスが共同制作した六章だてのクライム・スリラーとなっている。

番組のディレクターであるヨハン・レンクは、デヴィッド・ボウイの参加について次のように語っている。「タイトル・バックの音楽を書いてくれる、若い頃夢中になった人を探していたんだ。でも、そしたら神が舞い降りたんだよ。ボウイからの最初の返答は簡潔で、忙しいけど興味があるというものだったんだ」

「ザ・ラスト・パンサーズ」のテーマ曲はこちらから。

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