民主党全国委員会の寄付パーティに出演し、オバマ大統領の前でパフォーマンスを行ったカニエ・ウェストは、その後、「アメリカン・アイドル」のサンフランシスコ大会に出演して、サプライズでオーディションを受けている。
カニエ・ウェストは、ジェニファー・ロペス、キース・アーバン、ハリー・コニック・ジュニアといった審査員の前で自身のヒット曲“Golddigger”を披露している。なお長寿番組の「アメリカン・アイドル」だが、今シーズンが最後のシーズンだとされている。カニエ・ウェスト出演の模様はすぐには放送されず、今後放送されるとのことだが、キム・カーダシアンはインスタグラムに出演時の模様をアップしており、「アメリカン・アイドル」の司会を務めるライアン・シークレストもアップしている。音楽サイト「ピッチフォーク」は番組のコントロール・ルームから携帯で撮影された出演時のエイズを公開している。
その映像はこちらから。
民主党全国委員会の寄付パーティはウォーフィールドの会場で開催され、160ポンド(約3万円)~6500ポンド(約120万円)というチケット代に対して2300人が出席したという。2020年の米大統領選出馬を受けてオバマ大統領は、大統領の地位をカニエになぞらえて「Peezy」と呼びながら、カニエに対してアドバイスを送っている。「まず第一に、きみはリアリティTV番組に出演しているような振るまいをする風変わりな人物たちと付き合うことになる」と「キーピング・アップ・ウィズ・ザ・カーダシアンズ」を匂わせながら語っている。
「第二に重要なのは、きみは『ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』を持っていると言うけれど、それは政治においては党の政策と合わないものだ。きみはどういうことは言ってはいけない。そんなことを言ってると、多くの議員が議席を失うことになるからね」とオバマは語っている。「そして、三つ目は、おかしな名前をしたシカゴ南部出身の黒人をこの国は大統領に選ぶと本当に思っているのかね? それはとんでもないことだよ」
カニエ・ウェストはこの日オバマ大統領のスピーチの後、最新シングル“All Day”を含む18曲のパフォーマンスを披露している。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.