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スリップノットはハロウィンの日に新曲“All Out Life”を突如リリースし、新作について「バンドの歴史においても最もダークなチャプターの一つ」と評している。

スリップノットは現在、来年リリースされると見られている新作に取り組んでいると報じられている。ヨーロッパ・ツアーの日程と共にダウンロード・フェスティバル2019のヘッドライナーを務めることが発表されているスリップノットだが、「Beats 1」のゼイン・ロウの番組で本日新曲が公開されている。

“All Out Life”のミュージック・ビデオはこちらから。

新曲の意味するところについてフロントマンのコリィ・テイラーはゼイン・ロウに次のように語っている。「マッチョイズムの有害さやオタクの有害さについて最近はみんなが語っているけど、でも、俺としては10分以内に出たものじゃなければ、よくないという発想のほうが悪質でさ、それが俺を悩ませるんだ」

「新しい音楽は俺も好きだけど、でも同時に、これまであった音楽に背を向けたくないんだ。この曲はみんなにとってのスローガンなんだ。『あのなあ、古いか新しいかはどうでもいい。それが何なのかについて語ろう。何が良くて、何がリアルで、その背景に何があるのかを語ろう』っていうね」

「お分かりの通り、俺は自分のバンドをやっていたわけだけど、まさに合流して、これまで聴かされてきた曲について歌詞を書き始めているところなんだ。すごくよくて、すごく刺激を受けていて、感じたことをすべて書いているんだよ」

「デモを作った時にあまりによかったから、『これ録り直す必要があるかな』と思ったぐらいなんだ。でも、バンド全体でやったら、ライヴのフィーリングになると判断してね。それがスリップノットだからね」

コリィ・テイラーはアルバムはまだ完成していないものの、順調に進んでいると続けている。

「新作は制作中だけど、バンドの歴史においても最もダークなチャプターの一つになるよ」とコリィ・テイラーは語っている。「すごくよくて、複雑で、ダークで、ヘヴィなんだよ。メロディックで、激しくて、怒っていて、ものすごく生々しいんだ。そして、人生に必要なものをについてたくさん語られているんだ」

「ファースト・アルバムと『アイオワ』が交差しているような感じなんだ。『アイオワ』出身のキッズが成熟するとこういうものを書くと俺はみんなに言っているんだ」

ニュー・シングルのリリースに先立ってスリップノットはハロウィン用の写真加工サイト「トゥーシェ」も立ち上げられていた。

先日、コリィ・テイラーはスペインの「レザレクション・フェスTV」に対して2019年は「スリップノットにとって大きな年」となると語っている。

「今のところ、20曲のデモが完成しているよ。どれも、すごくすごく良いんだ。だから、あとはただ、それらをベストな状態にして、やってみて、それでアルバムを作って、リリースするだけさ。けれど、今の俺たちは、みんながすべての曲を聴くことができる方法について模索しているんだよ。だから、アルバムをリリースした後に何か別のものをリリースするだろうね。俺たちが考えようとしているのは観客やファンに、さらに多くのものを届けたいってことでね。それがスリップノットなんだと思うね。ただ発表するだけにはしない。それはアートで、中身があって、情熱の込められたものになるだろうからね」

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