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ヴァン・ヘイレンのヴォーカルであるサミー・ヘイガーは、米『ローリングストーン』誌の最新インタヴューで、自分のいないヴァン・ヘイレンについて語っている。

インタヴューでは、ヴォーカルのデイヴィッド・リー・ロスとギタリストのエディ・ヴァン・ヘイレンが在籍する現在のバンドに人々が興味を失いつつあると思うかと尋ねられ、サミー・ヘイガーは次のように答えている。

「YouTubeで見たり、知り合いが送ってくれたりする映像からしか推測できないけどね。俺の友達はよく、『なあ、これ聴いてみてくれよ』とか言ってくるけど、実際聴いてみて、俺はこう言い返すんだ。『何言ってやがる。二度と聴かないよ』ってね。もう1度聴き返すことなんて、まずない。もちろん、そのなかにはライヴ・アルバムだってあったさ」

彼はこう続けている。「単に相性が合ってないんだ。お互いを嫌ってるね。誰が見ても明らかだろ。プライベートでも、彼らはあまり口をきくことはないだろうな」

サミー・ヘイガーはさらにこう語っている。「全然相性が合ってないように見えたんだ。過去のヴァン・ヘイレンはいつだって、相性を大事にしてた。昔のあのバンドは、相性がすべてだったんだ。すごく順調だった。俺がバンドに加入したときは、音楽面でも最高に相性が合ってた。俺たちは友達同士で、ノリに乗ってたんだ。法に触れるようなこともしたかもしれないけど、すごく楽しい時間を共に過ごしたよ。もう過ぎたことだけどね」

また、サミー・ヘイガーは、ヴァン・ヘイレンのギタリストであるエディ・ヴァン・ヘイレンと今後また言葉を交わすことがあるかと尋ねられると、次のように答えている。

「そう願いたいね。俺も彼らと同じカテゴリーのなかにいるとして話をするけど、俺たちの誰かがこの状態で墓場行きになったら悲しいよ。墓場はそんなふうにして行く場所じゃない。俺だったら、敵はいない状態で墓に入りたい。いい気分はしないだろうからね。でも、そんなこと知るか。どうでもいいことだ。俺を追い出して裏切ったのはあいつらなんだから、俺は知ったこっちゃない。こっちに来て謝るかどうかは、彼ら次第だと思うけどね」

彼はこう続けている。「俺は謝る気なんかない。何もしてないからね。実際のところ、俺はバンドのためなら何でもした。100パーセントの気持ちと魂を込めて、ベストを出し尽くしたつもりだ。ナンバーワンのアルバムを作って金だって稼いだ。それが俺のしたことのすべてさ。それなのに俺と、今じゃマイキ―(元ヴァン・ヘイレンのベーシスト、マイケル・アンソニー)に怒りの矛先が向けられてるんだ。だから俺が思うには、彼らがこっちに来て『すまなかった』と謝るべきだと思うよ。俺たちの立場は『いいだろう。許すよ』って言ってやることなんだ。なんてね、まさかまたバンドに再加入することなんてあり得ないね。俺にとっては終わったことだからな。もうクソくらえだよ。あんな状態のバンドに今は入りたいなんて思わないね。またバンドに入るなんて、偽善者みたいだからな。今のどうだ? 上等な格言みたいだろ。今もし俺がヴァン・ヘイレンに加入したら、世界一の偽善者のように感じる。ちなみに俺は偽善者なんかじゃないけどな」

サミー・ヘイガーは1985年から1995年の間、ヴァン・ヘイレン在籍中に4枚のスタジオ・アルバムを収録し、2004年には一時的にバンドに復帰していた。

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