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スマッシング・パンプキンズは、『マシーナ』期の未公開のセッションから音源の一部が初めて公開されている。

フロントマンであるビリー・コーガンは先日、2000年にリリースした2枚のアルバム『マシーナ/ザ・マシーンズ・オブ・ゴッド』と『マシーナ Ⅱ/ザ・フレンズ&エネミーズ・オブ・モダン・ミュージック』の再発に向けて、新たに楽曲をレコーディングする可能性があることを示唆していた。

今回公開されたのは『マシーナ/ザ・マシーンズ・オブ・ゴッド』に収録されている“Wound”のインストゥルメンタルの別バージョンの音源となっている。

公開された音源はこちらから。

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#MACHINA: the good news is that the archive on Machina is easily the most documented of the first 5 SP LP’s, the bad news is there is simply so much to go through that it’s hard to keep track. Given the high interest, I will endeavor to parse out the process. The media (digital tapes, home demos, 24 track reels, 2 track masters, and whatever safety backups exist of each) have to be gone through systemically; with a painstaking eye towards things easily missed; like a massive library stacked with books and their copies. Thus far, I’ve gone through about 80 pct of the DAT’s (digital audio cassettes, which were transferred to hard drives years ago). Sold as an economical form of storage in the 90’s, DAT’s have proven to be unreliable, as they degrade with age; and there are certainly instances here where good media has been ruined pre-transfer. And by ruined I mean you’ll be listening to a perfectly good take when there is a glitch or digital spike (essentially a computer-like ‘error’), for which there is no repair. So thankfully I went out of my way, and at great expense, to transfer these tapes 10 years or so ago. So back to the hunt, hard drive after hard drive of sessions, rough mixes, home demos made on the fly, live rehearsals, home sketches, picking anything with relevance and placing them into a pile so that I can compare and contrast what is the best ‘source’. For example, a rough mix of say ‘Try, Try, Try’ may have 5 iterations; with a mix made when all the guitars were finished with a quick vocal thrown on that is not the final vocal. Perhaps the lyrics are different, etc? And even if you have something listenable, there may be a backup that is the ‘same’ (IE an exact duplicate) that for whatever reason sounds better/clearer. So all round 2 music would need to be compared and contrasted for optimal audio. Then (and this is yet to come) you’d look to see if you had the original tapes, tapes that could be mixed anew; which if you chosen to go that route would need to be transferred digitally (figure 24-48 individual parts: vocals, guitars, bass, drums, keys). For often times something done in the moment can have more vibe but not as much fidelity.

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#MACHINA-part 2: So, once all the DAT’s are gone through (the next, as yet untouched, DAT pile being live board tapes from 99-00) that leaves me with sourcing final 2-track masters; which is what you’d recognize as the familiar versions on Machina 1 and 2. But note, as yet we have little documentation what exact mix was used for any given song, so in some cases we might have to make an educated guess. For many songs might have 15-20 separate mixes (vocal up, vocal down, guitar up but with vocal down, etc). As well, I’d like to remix many songs for the final, resequenced and definitive Machina album. So after sourcing what 24 track masters we do have in storage, we are attempting to access the EMI database, with most of those tapes stored out of state. For Universal owns Machina 1 while we own Machina 2. But that does not mean a/ we have all of Machina 2 or b/ they have all of Machina 1. As well, some reels were stolen a few years ago (long story) from a local, Chicago studio. Assuming all can be ‘found’, for there are safety copies of all reels and even the stolen ones may have stored backups, all those would need to be transferred after being baked in a special oven (as the tapes tend to stick together over time, so care must be taken). Upon which I’d hire a mixer and dive in to recreate and mix fresh some 30-40 songs. This I spell out for those asking every day ‘when is this box set coming out?’ As of now, there is no easy answer.

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また、ビリー・コーガンは音源の公開に際して自身のインスタグラムを更新しており、次のように述べている。「いい知らせは、『マシーナ』期のアーカイヴが最初の5枚のアルバムの中で最も記録に残されているアルバムだと容易に言えることで、悪い知らせは、辿るべきものが多過ぎて経過を追っていくのが難しいということだ。このプロセスには大いに関心があって、僕はこの作品のプロセスを明らかにするために努力するつもりだよ。その際には、メディア(デジタル・テープや、ホームデモ、24トラックのレコーダー、2トラックのマスター、そして曲の存在を守るためのあらゆるもの)を体系的に見なければいけないんだ。簡単に見落としてしまうものを見逃さないように、注意深く観察しながらね。本やそのコピーでいっぱいになった巨大な本棚のようなものだね」

「今のところ、DAT(数年前にハードディスクドライヴに移したデジタルコンパクトカセット)のうちの80%を調べ終わったところでね。 安価で保存できる媒体として90年代に販売されたDATは信用できないということを証明されたよ。年数が経つに連れ、劣化していくんだ。優れた媒体でも保存する時に音が壊れることがあるっていういい例だね。音が壊れたことで完璧な素晴らしいテイクにもデータに異常や波が生まれて(コンピューターでいう『エラー』と本質的には同じだよ)、それは修復できないものなんだ。今となってはありがたいことに、僕は10年かそれくらい前にわざわざ大金を払ってテープに残しておいたんだよ」

彼は次のように続けている。「それから捜索に戻って、ハードドライヴからハードドライヴ、ラフミックス、飛行中に録ったホームデモ、ライヴのリハーサル音源、家でのスケッチ、そしてそれらに関連するものをすべて集めて、そのうちのどれが最良の『源』なのか比較して対比できるように積み上げてみたんだ。例えば、“Try, Try, Try”のラフミックスでは、“Try”を5回繰り返していたかもしれない、とかね。この時のミックスは、ギターをすべて撮り終えて、最終的なヴォーカルを撮る前にヴォーカルを少しだけ入れた時のものだよ」

「それから、歌詞も違っているかもしれないよね? それに、既に聴ける音源があったとしても、どういうわけかそれよりもよかったり聴ける『同じ』(もしくは、まさに複写のような)音源が保管されているかもしれないしね。そういうわけで、2つの音源を比較したり対比させたりしながら、最適な音楽を探し出す必要があるんだ。その後で(まだここには辿り着いていないんだけど)オリジナルのテープや、そこから新たにミックスされたテープを探し出すことになって、そうなるとデータで処理をする必要が生じることになるわけでね(ヴォーカルやギター、ベース、ドラム、キーボードとか、24から48のパートを分析するんだ)。時に当時完成させた音源が音質はよくなくても、雰囲気を持っている場合があるからね」

また、別の投稿には次のように綴られている。「そういうわけで、すべてのDATを当たり終わったら(まだ未着手だけど、次は99年から00年にかけて録ったテープが積まれているんだ)、最後は2トラックのマスターを残すのみとなるわけでね。『マシーナ』の1枚目と2枚目とほとんど一緒のものと思うかもしれないけど、ただ言っておきたいのは、収録されることになった楽曲にどんなミックスが使われたのかについては記録がほとんど残っていないから、いくつかの場面では推測しなければならないところも出てくるんだ。多くの楽曲において15から20のバラバラなミックス(ヴォーカル大、ヴォーカル小、ギター大/ヴォーカル小、みたいにね)を録った可能性もあるからね」

「それから、新しい曲順による最終的な『マシーナ』のアルバムを作るために、多くの曲をリミックスしたいと思っているんだ。自分たちが24トラックのレコーダーに何を保存しているのかを探った後で、EMIのデータベースにも当たってみるつもりなんだよ。ほとんどのテープが州外に保管されていてね。ユニバーサルが『マシーナ』の1枚目を持っていて、2枚目を持っているのは僕らなんだよ。とはいえ、だからと言って、僕らが2枚目を丸ごと持っているわけではないし、ユニバーサルが1枚目を丸ごと持っているわけでもないんだ」

「それから、何年か前に地元のシカゴのスタジオからレコーダーをいくつか盗まれていてね(話すと長いんだけどさ)。すべてのレコーダーのコピーを取っておいてあるから、盗まれたものについてもバックアップが取ってあったかもしれなくて、それらが全部『見つかった』と仮定すれば、特別なオーブンに入れた後で(テープは年数が経つとくっついてしまうから、ケアが必要なんだ)持ってくることになるだろうね。その後でミキサーを呼んで、新たに30〜40曲くらいをミックスして作り直すんだ。『ボックスセットはいつリリースされるのですか?』って訊いてくる人に毎日言っていることなんだけどさ。現時点で、すぐに答えられることなんてないんだよ」

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