ストームジーはポール・マッカートニーによる「信じられない」ピアノのレッスンについて振り返っている。
ストームジーとポール・マッカートニーの2人はポール・マッカートニーがロンドンのアビイ・ロード・スタジオで小規模なギグを行った後で出会うこととなっている。
ポール・マッカートニーはその際、近くにあったピアノを使ってストームジーにソングライティングについての助言を与えている。ストームジーは『サンデー・タイムズ』紙とのインタヴューで、いかにしてポール・マッカートニーによる即興のレッスンが実現したかについて語っている。
「偉大すぎる人物を目の前にして、助言をもらおうとせずにはいられなかったんだ。彼のような大御所から、キャリアに関する助言を何かしらもらえないだろうかっていうことでね」とストームジーは語っている。「ただ、俺にはラッパーっていう恥ずかしいイメージがあるから、彼にはソングライターとして自己紹介したんだ。『何か教えていただけませんか?』っていうふうにね」
ストームジーは次のように続けている。「彼はピアノのほうに向かっていってね。『黙ってちゃんと聴こう』って俺は思っていたよ。彼はとてつもないことを教えてくれたんだ。『この3つのコードを使うんだ。そうすればどんな曲も作れるよ』っていう感じにね。俺は『信じられない!』っていう感じだったよ」
ポール・マッカートニーは以前、ストームジーとの出会いについて「彼は自分の音楽を進化させようとしていた」と振り返っている。「ラッパーとして言葉について学ぼうとしているのかなと思ったんだけどね。そこにピアノがあったんだ。それで、基本的なものを彼に見せたんだよ。どこが真ん中のCで、3つの和音で、コードを作って、そして、それを動かしてDマイナー、Eマイナー、F、G、Aマイナーって、誰でもできるところを見せたんだ」とポール・マッカートニーは語っている。
ストームジーは先日、出版社であるペンギン・グループの傘下に立ち上げた自身のブランド「#マーキー・ブックス」から初の書籍が刊行されることを発表している。
刊行されるのは、チェルシー・クワカイとオレ・オグンビイによる共著『テイキング・アップ・スペース(原題)』で、「マニフェストや変化への手引書」であるという本書は、アクセスの自由や大学生活、教室における差別の問題について綴られているという。
一方、ストームジーは「#マーキー・ブックス」から自身の自叙伝『ライズ・アップ(原題)』を11月1日に刊行することを発表している。本書には、これまで未公開だった写真や解説付きの歌詞、友人やコラボレーターからの寄稿文などが収められているという。
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