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トム・ヨークはこれまでやってきたものとは「まったく違う」とするソロ・アルバムの存在を明かしている。

トム・ヨークは本日10月26日に『サスペリア(原題)』のサウンドトラックがリリースされている。25トラックが収録された本作はダリオ・アルジェントによる1979年公開作品をルカ・グァダニーノがリメイクした映画に提供されたものとなっている。

今回のサウンドトラックに加えて、トム・ヨークはソロ・アルバムに取り組んでいるとのことで、『エル・ムンド』紙に2019年の予定について語っている。

「これまでは政治的な音楽なんて作りたくなかったんだけどね。今やっているのはとにかくそういうものなんだ」と彼は説明している。「ナイジェル(・ゴッドリッチ)と仕上げようとしているところでね。そういう感じなんだ。常にあったものではあるんだけどね」

アルバムのサウンドについてトム・ヨークは次のように語っている。「すごくエレクトロニックなんだけど、これまでにやってきたものとはまったく違うんだ。今回のやり方はコンピューターに依拠しているものが真逆なんだ。おかしなやり方でスタジオで曲を作って、それを壊して、ライヴによるミックスでそれを再構築して、違うものができあがるというね。それが今レコーディングしているものだね」

「僕らは多くのサウンドやらエフェクトやらで即興で演奏するんだ。アルバムを作るにはすごく妙なやり方だけど、すごく楽しいんだ」コンピューターに飽きてしまったのかと尋ねられると、トム・ヨークは次のように答えている。「常に飽きてるよ」

先日、レディオヘッドのトム・ヨークは映画『ファイト・クラブ』のスコアを手掛けそうになったものの、名作『OKコンピューター』の制作で燃え尽きていたため断ることになったことを明かしている。

「『ファイト・クラブ』をやらないかって依頼されたんだ。脚本が送られてきて、エドワード・ノートンとブラッド・ピットも手紙をくれて、『やるべきだと思うよ』って言われてね。でも、僕は『無理。できないよ』という感じだったんだ。できなかったんだよ。あの当時はできる状態じゃなかった。でも、あの映画を観る度に『ああ』と思うんだよね」

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