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レディオヘッドのトム・ヨークは、国際環境NGO「グリーンピース」による南極海保護区を作るキャンペーンに提供した“Hands Off The Antarctic”と題された新曲が公開されている。

トム・ヨークは先週、映画『サスペリア』のサウンドトラックからさらなる新曲をリリースしている。トム・ヨークは、1979年公開作品をルカ・グァダニーノがリメイクした『サスペリア』に提供した25曲からなるサウンドトラックより、3曲目となる“Volk”が公開されている。同曲は、メロディアスな“Suspirium”、幻想的な“‘Has Ended”に続く楽曲となっている。

トム・ヨークは今回、新曲“Hands Off The Antarctic”と、南極の自然美をフィーチャーしたそのミュージック・ビデオを公開している。

現在240万人以上が署名している、地球上で最も巨大な保護区を制定するためのキャンペーンに提供された今回の新曲は、現地時間10月16日にロンドンのマーブル・アーチでプロジェクション・マッピングを用いて公開されている。

プロジェクション・マッピングを撮影した写真はこちらから。

“Hands Off The Antarctic”のミュージック・ビデオには、「グリーンピース」が3ヶ月にわたって南極を訪れた際に撮影された、南極の自然や野生動物たちの白黒の映像が使用されている。

「地球上には、ありのままの自然を残して、人類が到達することによって破壊されるべきではない場所がいくつかあるんだ」とトム・ヨークは述べている。「この楽曲は、そういったこれまでの度重なる侵攻による、冷酷な繰り返しを止めるために作られたんだ」

「南極こそが真の自然であり、南極での出来事は僕ら全員に影響するんだ。そういう理由で、僕らは南極を守るべきなんだよ」

ミュージック・ビデオには、グリーンピースが所有する船であるアークティック・サンライズ号も登場している。

「南極は声を上げることができません」とグリーンピースで南極海保護区を作る「プロテクト・ジ・アンタークティック」キャンペーンを行っているフリーダ・ベングトソンは語っている。「しかしながら、我々は200万人の支持を集める運動によって、声を上げることができるのです」

「我々は、南極での人類による活動を制限しなければ世界がどうなってしまうのかを目の当たりにしてきました。南極の広大な自然は、私たちが想定している以上に脆弱であり、地球の気温や海洋系についての重要な役割を担っているのです」

フリーダ・ベングトソンは次のように続けている。「役人たちがこれから2週間以上にわたって会合を持つことになっていますが、彼らには歴史を作る機会が与えられることになります。世界中の何百万人もの人々が、彼らにこの機会を逃すことのないよう促しているのです」

「プロテクト・ジ・アンタークティック」キャンペーンについての詳細はこちらから。

https://act.greenpeace.org/page/18358/petition/1?locale=ja-JP

一方、レディオヘッドは2019年のロックの殿堂入りの候補となっている。ロックの殿堂入りの候補アーティストとしてはレディオヘッドの他に、スティーヴィー・ニックスやロキシー・ミュージック、デフ・レパードらが発表されている。

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