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アークティック・モンキーズのドラマーであるマット・ヘルダースは、現在ソロ・アルバムに取り組んでいるものの、アルバムを成立させるためにもまずは「たくさんの楽曲を作りたい」と語っている。

クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オーミーやディーン・フェルティータと一緒にイギー・ポップの『ポスト・ポップ・ディプレッション』にも参加したマット・ヘルダースだが、ポッドキャスト「ザ・トラップ・セット」でアークティック・モンキーズから離れたプロジェクトについて語り、一人でやることへの懸念についても明かしている。

アルバムを完成させる「自信があるか」と訊かれたマット・ヘルダースは次のように答えている。「だんだんと自信がでてきたところなんだ。アルバムに値するには、ある程度の量を作らなくちゃいけないと思っているんだけどさ。急いでやりすぎて後悔したくはないからね。『ああ、こんなアルバムを作るんじゃなかった』ってね。分かるかな? たくさんの楽曲を作って、『おっ、これは自分の気に入っているものだ』としたいんだよね」

彼は次のように続けている。「スタイルが出来上がっているところまでは来ているし、自分のやりたいことは前よりも自分にとって明確になっているからね」

ポッドキャストの音源はこちらから。

マット・ヘルダースはソロ・アーティストとして活動する権利を「獲得する」ことについて次のように語っている。「ずるをしたと見破られたくはないからね」

「ちゃんと資格を得るつもりだよ。それって、なぜやるのかを見出すことでもあると思うんだ。『なんでこんなことをやりたいのか? なんでアルバムを作りたいのか? 何のためなのか?』ってね。自分は何かを生み出すプロセスが好きなんだよ。今のところ歌詞を書いてないから余計だよね。そこに関しては問題ないからね。アルバムを作って、自分のことを世間に出していくとなると、多くの人が『メッセージ』を聴きたいとか、『この作品についての見解を聴きたい』とか、理由を必要とするだろ」

「それが歌詞のほうにまだ興味を持てない理由だね。クールなサウンドの楽曲をたくさん作りたいんだよ」

バンドメイトのアレックス・ターナーは映画『サブマリン』のサウンドトラックとしてソロ・アルバムをリリースしている。また、マイルズ・ケインとのサイド・プロジェクト、ザ・ラスト・シャドウ・パペッツでも2枚のアルバムをリリースしている。

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