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テイラー・スウィフトは自身の政治姿勢について沈黙を破り、中間選挙で民主党の2人の候補を支持することを発表している。
テイラー・スウィフトはその政治姿勢については沈黙を保っていたことで知られ、2016年のアメリカ大統領選挙の際にはドナルド・トランプへの見解を口にしなかったことで批判も受けていた。
しかし、今回インスタグラムへの投稿の中で自身の出身地であるテネシー州の民主党の候補2人を支持することを明かしている。
「これまで私は自分の政治的意見について公の場で口にすることをためらってきました。けれど、ここ2年間の間に私の人生や世界で起きたいくつかの出来事を受けて、今は非常に違った心境なのです」と彼女はインスタグラムで述べて、若いファンたちに投票のための登録を行うことを促している。
「私はこれまでも、これからも、この国おいて私たちが享受して然るべきだと考える人権を保護し、そのために闘ってくれるのはどの候補かというのに基づいて投票します。LGBTQの人の権利のための闘いというのを応援していますし、性的指向やジェンダーによる、いかなる形の差別も間違っていると思います。この国でいまだに目にする有色人種への制度的人種差別はおぞましく、不愉快であるものの、蔓延しています」
「私は肌の色やその人の愛する人のジェンダーとは関係なく、すべてのアメリカ人の尊厳のために闘おうとしてくれる人じゃないと投票できません」
投稿の中でテイラー・スウィフトは上院議員に立候補しているフィル・ブレデセンと下院議員に立候補しているジム・クーパーを支持することを表明し、先週ドナルド・トランプ大統領からの支持を受けたテネシー州の共和党候補であるマーシャ・ブラックバーンを批判している。
「私はこれまでも、これからも女性のために投票していきたいと考えており、マーシャ・ブラックバーンを支持することはできません」
「彼女の議会での投票記録には愕然としましたし、ぞっとしました。彼女は女性の同一賃金に反対していたのです。また、彼女はDVやストーキング、デート・レイプから女性を保護するための女性に対する暴力阻止法案に反対しています。彼女はゲイのカップルに対してはサービスを拒否してもいいと考えています。同性愛者には結婚する権利があるべきではないとも考えています。これらは私のテネシー州の価値観ではありません」
フィル・ブレデセンはテイラー・スウィフトからの支持を受けて、次のようにツイートしている。「テイラー・スウィフト、ありがたい言葉をありがとう。あなたや多くのテネシー州民の支持を得られて光栄です」
Thank you for the kind words @taylorswift13. I’m honored to have your support and that of so many Tennesseans who are ready to put aside the partisan shouting and get things done. We’re ready for it. Last day to register to vote is October 9. https://t.co/6Xd6YyaJCG pic.twitter.com/CatUBkXPKe
— Phil Bredesen (@PhilBredesen) October 8, 2018
一方、オルト・ライト層はテイラー・スウィフトがフィル・ブレデセンを支持したことに激怒しているという。『ザ・ニュー・ステイツマン』誌の報道によれば、オルト・ライトのチャット・フォーラムとして知られる4チャンでは、この件について書き込まれている。
「さようなら、テイ」、「あいつらは俺たちから彼女を奪ったんだ」、「彼女は俺たちの女になるはずだったのにな」、「なぜ彼女は俺たちを傷つけるんだ?」といった多数の書き込みがフォーラムには寄せられている。
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