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セックス・ピストルズで知られるジョン・ライドンはポップ・パンク・バンドを批判し、パンクの現状について「きまりが悪い」と語っている。

『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタヴューの中でジョン・ライドンは、セックス・ピストルズがアメリカ・ツアーを行ってから40年となる2018年のパンクの現状について語っている。

「本当にきまりが悪いね」と彼は説明している。

「今じゃ世間にはグリーン・デイみたいなバンドがどれだけいるんだっていうね。彼らを見ると、笑わずにはいられないんだ。まるでコートのハンガーだよな。大袈裟なバージョンというのは実のところ、それそのものではないわけでね」

同時にジョン・ライドンは、パンクが「カリカチュア」とみなされるようになってしまったとし、ラップについては「スニーカーを売るための完璧な文脈」だとしている。

以前、2016年のドナルド・トランプ大統領の当選について肯定的な見解を語っていたジョン・ライドンだが、今回はドナルド・トランプ政権について疑問を呈している。

「アメリカがしたことっていうのは、政治家を取って代えるためにビジネスマンに投票したってことでさ」と彼は語っている。

「ビジネスがもう一つの選択肢かって? はっきり言うけど、俺はそうは思わないね。そんなの、究極の堕落なわけでね。でも、それだけアメリカも絶望的ということだよな」

一方、ジョン・ライドンは、新たなアニメ・シリーズ『ライズ・オブ・ザ・ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』で声優を務めたことが明らかになっている。

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