カニエ・ウェストが、2020年の米大統領選に冗談ではなく、本気で出馬するつもりでることを明かしている。
ファッション関係者の動画インタヴュー・メディア「In Camera」のインタヴューに答えたカニエ・ウェストは、MTVビデオ・ミュージック・アウォーズの授賞式での宣言は思い付きで決定したものではなく、5年間ほど検討していたと明かした。「本気で」出馬するのかという質問に、カニエ・ウェストは真面目な顔で「ああ」と答えている。
バラク・オバマ大統領をどのように評価するかという質問に対して、インタヴューのなかでカニエ・ウェストは次のように答えている。「他の人のやったことについてコメントや意見はしかねるね。だけど、彼はたくさんの業績を残しているし、彼が当選しなければ、俺が出馬するなんて発想は誰も持たなかっただろうね」
また、特定の政党から出馬するのかという質問には、「今のところ、その質問に対する答えは持ち合わせていない」と答えている。
そのうえでカニエ・ウェストは次のように語っている。「俺はエンジニアたちと話し合って、機会に恵まれず絶望的な手段を取るしかないという人々、人生や他人の命には価値がないと感じている人々の解決策や選択肢を見つけたいんだ」
「俺は皆と協力してやっていく方法、協力してくれる皆を元気づける方法が、普通の政治の手段とは違う問題解決になると思う。俺はただ、質問したいんだ」
「討論会をしたときに、分からないことがあれば『分からないので、確認して回答する』って言うのは決めてるんだ。それで地球上のトップ10とかトップ5の人と相談して、それでも完全に正しい答えが出なかったら、その時に考え出した答えの上から2つを発表するよ。これは俺の問題じゃなくて、今や俺たちの問題だからね」
インタヴューの後半では、カニエ・ウェストは、彼自身大学をドロップアウトしていなければもっと成功していたはずだと教育の重要性を強調し、「俺は知識がうらやましい」と発言している。
政治以外の話題では、カニエ・ウェストは自身が近年出したスタジオ・アルバム3枚の評価として、『イーザス』と『808s & ハートブレイク』は『マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』よりもはるかに優れていると発言している。『マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』は「“謝罪”のレコード」であると語り、「“Power”は少なくともファーストシングル以来の先進的な曲」で、このアルバムは「皆の俺の好きなところ」をつなぎ合わせて、「花束を作った。感謝祭のディナーみたいなものさ」としている。
新譜については、カニエ・ウェストは次のアルバムのタイトルを『スウィッシュ』にするかは分からないと発言しており、これは仮の名称だとしている。次のアルバムの目的を設定するのに苦労していることを認めているが、まだこのプロジェクトを進展させているし、今はアルバムのアートワークを検討しているという。また、自身のアルバム制作の傍ら、アンドレ・3000の楽曲にゲスト・ヴァースのみで参加する見込みとなっているという。
インタヴュー全体の映像はこちらから。
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