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ポール・マッカートニーは最新シングル“Fuh You”に凝らした「子供っぽいいたずら」とその多義的なタイトルや歌詞について語っている。

“Fuh You”は9月7日にリリースされたポール・マッカートニーのニュー・アルバム『エジプト・ステーション』に収録されている。

『GQ』誌でポール・マッカートニーは“Fuh You”という曲名をめぐる混乱について真意を明かしており、曲名について「Fuck You」を意味するのかと訊かれて「まったく違うんだ」と答えている。「そうだな、もしもラッキーな場合は、曲を作っている時に面白いことが起こったりすることもあるんだよ」

「この曲が大詰めを迎えている時に、僕らはスタジオでちょっとヒステリックになってたんだ。長時間にわたってスタジオに籠もっていると、そういうことになるんだけどさ。それで、『そうだな。『I just wanna shag you(ただセックスがしたい)』とでも言おうかな』と僕が言ったら、みんなが笑ってね。でも、僕はこう言ったんだ。『違うよ。僕らにできることについて言おうとしてるんだ。僕が何を歌っているかについて紛らわしくすることができるぞ』ってね」

ポール・マッカートニーは正式な歌詞は「I just want it fuh you」であるが、「子どもっぽいいたずら」によって「I just want to fuck you」とも解釈できるように仕上げたと説明している。

ザ・ビートルズでも、そういうことはたくさんやっていたんだ」とポール・マッカートニーは歌詞における多義的ないたずらについて語っている。「こうしたものは安っぽい生活にも楽しみをもたらしてくれるからね。聴いてみると、僕は実際に『ファック』とは言ってないんだ。だって『I just want to fuck you』なんて言いたくないからね。8人も孫がいるからさ」

彼は次のように続けている。「僕はこういうのをでっち上げるのはすごく簡単なことだと思っていてね。自分たちを面白がらせるためのものなんだよ。だって、こういうことをやる時って、シェイクスピアの作品を書くのとは違うわけでさ。つまり、ポピュラー・ソングとして意図したものなんだよ。ルールに忠実でなければならないなんて思わなくていいんだ……くだらないことだけど、そこに素晴らしいものがあるわけでね。笑わせてくれるわけでさ。だから、何も間違っちゃいないんだよ」

ポール・マッカートニーは新作をリリースした直後の10〜11月にかけて「フレッシュン・アップ」と題した新たなツアーで来日公演を行うことも決定している。

来日公演の詳細は以下の通り。

10月31日(水)東京ドーム
OPEN 16:30/START 18:30(予定)
S席:18,500円、A席 :16,500円、 B席:14,500円

11月1日(木)東京ドーム
OPEN 16:30/START 18:30(予定)
S席:18,500円、A席 :16,500円、 B席:14,500円

11月8日(木)ナゴヤドーム
OPEN 16:30/START 18:30(予定)
S席:18,500円、A席 :16,500円、 B席:14,500円

更なる公演の詳細は以下のサイトで御確認ください。

http://freshenup-japantour.jp

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