8 - Corey

スリップノットのフロントマンであるコリィ・テイラーはライヴやフェスでファンが自撮り棒を使用することについて、強く批判している。

今年に入ってコーチェラやロラパルーザをはじめとするアメリカの音楽フェスの多くは“持ち込み禁止アイテム”に自撮り棒を追加している。カメラや携帯電話を取り付けられる伸縮性の棒である自撮り棒については、イギリスでもロンドンのブリクストン・アカデミーやO2アリーナ、ウェンブリー・アリーナなどのメジャーなライヴ会場は安全面を理由に自撮り棒の持ち込みを禁止している。

コリィ・テイラーは『NME』に、自撮り棒を持っているファンを見かけたら、「野球かクリケットのバットで叩きのめしてやりたい」と話している。

「自撮り棒だと? ふざけんなよ。あれを見るたびに思うよ。『正気かよ!? 自分のアホ面を撮るためのクソみたいな商品で、毎日何十万ドルも稼いでる業界があるなんてな』って」

「くだらない発明品だよな。みんなどうしちゃったんだよ? 本当にむかつくのは、そんなくだらねえもんで俺たちから金を巻き上げようっていう……。俺はそいつを、野球かクリケットのバットでぶっとばしてやりたいね。それで牢屋に入れられたって、ちっとも悪いなんて思わないさ。お巡りさん、捕まえてくれよ! 俺は逃げないぜ。おい、あれはパトカーか? オーケー、俺は自分で乗るぜ。こんなところにいたくないからな」

また、コリィ・テイラーは、タイダルやスポティファイ、そして最近参入を発表したアップル・ミュージックといった音楽ストリーミングサービスに対して否定的な考えを述べている。

タイダルやアップル・ミュージックといったサービスから連絡はあったか、サービスを支持する予定があるのかということについて、テイラーは『NME』に対して次のように語っている。「いいや、もちろんない。やつらは音楽を使ってモノを売りたいんだろ? 俺らの曲を使ったって、何も売れやしないさ。それでいいと思ってるし、俺には関係ないね。テイラー・スウィフトみたいなクソやワン・エレクション(エレクションは勃起の意味)の音楽を使って、炭酸飲料や食べられるパンティーでも売るがいいさ。俺は、そういうことにはまったく興味がないんだ」

「俺が自分の音楽を、チンケなバイクの靴を売るために書き始めたとしたら、それこそ俺は完全におしまいだよ。そんなことはしたくもない。タイダルとスポティファイだけかと思ったら、知らない間に別のでっかいところまで出てきやがった。技術の進歩とやらが、まったくわけのわからない方向へ進んでる。ついていけないね。みんな、よくこんなのに付き合ってると思うよ、驚きだね。くだらねえ。俺は関わりたくもないね」

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