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ジョー・バドゥンはエミネムによる最新作『カミカゼ』の2曲での自身への批判に反論している。

現在はテレビのパーソナリティーとしても活動しているジョー・バドゥンは、以前にロイス・ダ・ファイヴ・ナイン、ジョエル・オティース、クルキッド・アイらと共にヒップホップ・グループのスローターハウスを結成しているほか、ラッパーとしてソロでも活動していた。ジョー・バドゥンは2016年にリリースしたアルバム『レイジ・アンド・ザ・マシーン』以降は音楽をリリースしておらず、先月には音楽活動から引退したことを明かしている。

ジョー・バドゥンは昨年、エミネムの『リバイバル』に収録された“Untouchable”について「ゴミみたいだ」と称し、「今まで聴いた中で最悪な曲の一つ」だと批判している。エミネムはこれに対して、8月31日にリリースした『カミカゼ』に収録された2曲でジョー・バドゥンに言及している。

エミネムは“The Ringer”で次のようにラップしている。「悪いけど、ちょっと待ってくれ。お前の才能はなんだ? ああ、批判か/俺の才能は何かって? 女々しい野郎だな、俺はお前らのことなんか知らないんだよ」。また、“Fall”では次のようにラップしている。「誰かバドゥンに、俺に攻撃される前に(バドゥンと『ボタン』をもじって)しっかり留めておけって伝えておいてくれ/もしくはカバンのチャックは閉めておけってな/あいつが最もヒットしたのは女性を殴った時だよな」

ジョー・バドゥンはその後、エミネムからの批判に反応を示しており、現地時間9月5日に公開した自身のポッドキャストの最新回でエミネムに直接言及している。「アルバムを聴いたけど、お前はグループのメンバーを全員知らないし、俺たちの歴史についても知っているようには思えないんだ」と彼は語っている。「ジョー・バドゥンがずっと思っていたことを教えてやるよ。この10年間、お前よりも俺のほうが優れていたってことだよ!」

ジョー・バドゥンのポッドキャストはこちらから。

Episode 177 | “TV & Mayonnaise” by The Joe Budden Podcast

ジョー・バドゥンは次のように続けている。「俺のラッパーとしての頭の中は根っからのニガーだからね。何か言ってみろよ! お前はこの10年間のほとんど、まともなことなんて言ってないんだよ! 多くの言葉で韻を踏んではいるけどな」

ジョー・バドゥンは自身は「この手の応酬のために生きている」としてエミネムに忠告している。「こういうラップらしいラップだったり、ミラクルにくだらない歌詞っていうのは誰もが欲しがるものなんだろうけど、それで俺とやり合おうって言うのか?」とジョー・バドゥンは語っている。「お前がうまくやれるとは思えないね」

ジョー・バドゥンはまた、エミネムに音楽で反論するために引退を撤回することも示唆している。「引退した野郎が、こうすればよかったとかタラレバを抜かすのはマジでダサいと思うからね。俺はルールに則ることにするよ、エミネム。俺は復活するよ。お前はまだ復活しきれていないみたいだけどな」

マシン・ガン・ケリーもエミネムが『カミカゼ』で攻撃したアーティストの一人となっており、彼は“Rap Devil”という新曲を発表してエミネムに反論している。エミネムとマシン・ガン・ケリーによるビーフは、マシン・ガン・ケリーが2012年にエミネムの娘であるヘイリー・ジェイド・マザーズについてソーシャル・メディアで「めちゃくちゃセクシーだ」と投稿したことに端を発していた。

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