エミネムは物議を醸している楽曲“Fall”のミュージック・ビデオが公開されている。
“Fall”は8月31日にサプライズ・リリースされた『カミカゼ』からの楽曲となり、ミュージック・ビデオはエミネムがソーシャル・メディアのモンスターから追われるホラー仕立ての内容となっている。
ビデオは前作『リバイバル』に対するソーシャル・メディアでの批判を読んで、エミネムが批評家に矛を向けるところから幕を開ける。
さらに批判的なコメントが表示されるなか、突然iPadがブラックアウトしてソーシャル・メディアのモンスターが現れ、最終的にエミネムにとりつき、前作『リバイバル』を足で踏みつけるものとなっている。
ボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノンが参加した最新作の“Fall”については、タイラー・ザ・クリエイターに言及した歌詞が同性愛嫌悪だとしてソーシャル・メディアで批判の声が上がっている。エミネムは同曲で次のようにラップしている。「タイラーは何も生み出して(クリエイト)していない。お前がどうして自分のことをオカマって呼んでるのかが分かるね」
ジャスティン・ヴァーノンはその後、ツイッターで自身への批判に言及して次のように綴っている。「メッセージを支持するわけではないよ、これにはウンザリなんだ。彼らにも変更するように頼んだんだけど、そうならなかったんだ」
Was not in the studio for the Eminem track… came from a session with BJ Burton and Mike Will. Not a fan of the message, it’s tired. Asked them to change the track, wouldn’t do it. Thanks for listening to BRM https://t.co/E0wmt732ty
— blobtower (@blobtower) August 31, 2018
Eminem is one of the best rappers of all time , there is no doubt. I have and will respect that. Tho, this is not the time to criticize Youth, it’s the time to listen. To act. It is certainly not the time for slurs. Wish they would have listened when we asked them to change it
— blobtower (@blobtower) August 31, 2018
I was wrong and we are gonna kill this track
— blobtower (@blobtower) August 31, 2018
一連のツイートの中で、ジャスティン・ヴァノーンはエミネムについて「これまでで最も優れたラッパーの一人」であるとしながらも、「今は若者たちを批判するべき時ではないんだ。彼らに耳を傾けて、行動を起こす時なんだ。紛れもなく、差別をしていい時でもない」と綴っている。
ジャスティン・ヴァノーンは続けて、楽曲に変更を加えるように忠告したとして次のように綴っている。「僕が忠告した時に耳を傾けてくれていたらよかったのに」。ジャスティン・ヴァノーンは最後のツイートで次のように綴っている。「僕が間違っていたよ。この曲は葬ろう」
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