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レディオヘッドのトム・ヨークは現地時間8月31日に、ピアノをベースにした新曲の一部を新たなインスタグラムのアカウントを含む自身のソーシャル・メディアで公開している。

現時点で楽曲についての公式発表はないものの、多くはトム・ヨークが楽曲を提供している1977年の同名のホラー映画のリメイク作『サスペリア(原題)』で使用される音楽ではないかと指摘されている。

『サスペリア(原題)』については、先月にトム・ヨークの音楽が使用された新たな長編のトレイター映像が公開されている。これは以前公開されたものよりも長編のトレイラー映像となっており、今年の6月に公開されていたトレイラー映像は、何かに取り憑かれて浮遊する少女や血、蛆虫などの気味の悪い映像に、トム・ヨークによる不気味で不安を煽るような音楽が流れるものとなっていた。

今回、トム・ヨークがソーシャル・メディアで公開している動画は、ピアノの音楽に合わせてアニメーションで描かれた人々が踊るというものになっている。

トム・ヨークによる投稿はこちらから。

トム・ヨークは自身のインスタグラムでもこの動画を公開しており、これは彼にとってインスタグラムでの最初の投稿となっている。トム・ヨークのアカウントは、今回の投稿をする以前にも既に2万2,000人のユーザーによってフォローされていた。

トム・ヨークは先日、自身にとって初となる長編映画の楽曲制作について「この上なく恐れていた」ことを明かしている。トム・ヨークは「BBC6 ミュージック」によるインタヴューの中で、今回のプロジェクトのインスピレーションについて語っている。

「ホラー映画(の音楽)というのは大抵、オーケストラとかそういう特定のものがつきものなわけでね……だけど、監督のルカ(・グァダニーノ)や編集のウォルター(・ファサーノ)はむしろ、自分のやり方を見つけてくれという感じでね……僕はそれに対する自分の方法を見つける必要があったんだ」

トム・ヨークはサウンドトラックへのインスピレーションを得るためにSF映画の『ブレードランナー』を2回観たことを明かしている。

ルカ・グァダニーノは以前、レディオヘッドのフロントマンであるトム・ヨークの参加について次のように述べている。「トムの芸術は時代を超越するものです。彼の音楽やサウンドを『サスペリア』に使用できるという特権を得られたのは、まさに夢のようなことです」

「彼の深みのある作品や独特な芸術的視点によって、『サスペリア』は革新的なサウンドを手に入れることとなり、視聴者と深く共鳴してくれることでしょう。私たちの目標は、この映画を不安を掻き立てて何かが変わってしまうような体験にすることです。その野心の実現のためには、トムよりも最適なパートナーを見つけることはできないでしょう」

一方、トム・ヨークのバンドメイトであるジョニー・グリーンウッドはこれまでに多くの映画音楽を手掛けており、最も著名なものとしてはポール・トーマス・アンダーソン監督作品の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『ザ・マスター』、『インヒアレント・ヴァイス』などがある。最も最近の作品として、ジョニー・グリーンウッドはリン・ラムジーが監督でホアキン・フェニックスが主演を務めた『ビューティフル・デイ』のサウンドトラックを手掛けている。

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