Ben Bentley/NME

Photo: Ben Bentley/NME

パティ・スミスはこの週末にニューヨークで開催sれたフェスティバルで、「ミュージシャン」よりも「パフォーマー」として見られることを好むことを語っている。

今週、新刊の『M Train』を刊行するパティ・スミスだが、10月3日にニューヨーカー・フェスティバルのQ&Aセッションに登場している。

「みんながわたしのことをミュージシャンと呼ぶとバツが悪いのよね。だって、わたしは何も演奏できないし」と語ったと『ガーディアン』紙が報じている。

「音楽的な野望なんかはまったく持ってないの。人前に立つのが好きなのよ」と彼女は語り、「パフォーマー」と呼ばれるほうがいいとしている。

パティ・スミスは詩との愛憎関係についても語っていて、元々ポエトリー・リーディングを「退屈」だと思っていたという。

定期的にスポークン・ワードのイベントで朗読を行っているパティ・スミスだが、この表現方法を好きになっていったのは、アレン・ギンズバーグやウィリアム・バロウズ、ジム・キャロルらのおかげだという。

自身の詩への取り組みについて、パティ・スミスは「なにかゲーム・プランとかがあるわけじゃないの。ちょっと本能的に詩を書いているだけなの」と語っている。

パティ・スミスは10月6日に回想録『ジャスト・キッズ』の続編『M Train』を刊行する。同書についてはパティ・スミスの人生の「ロードマップ」と評されている。

また『ジャスト・キッズ』についてはテレビ化されることが発表されており、パティ・スミスは現在それにも取り組んでいる。『ジャスト・キッズ』は2010年に刊行されており、パティ・スミスの青春時代を描いたもので、今は亡き写真家ロバート・メイプルソープとの友情・恋愛関係が中心となっており、同年の全米図書賞に輝いている。

米ケーブルテレビ局のショウタイムが同作品を短期ドラマシリーズとして制作することを発表しており、パティ・スミス本人と、脚本家でありテレビプロデューサーであるジョン・ローガンが共同で脚本と制作を手掛けるという。

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