Jenn Five / NME

Photo: Jenn Five / NME

シカゴ出身のバンドであるジ・オーウェルズは、バンドの3人のメンバーに性的暴行疑惑が向けられていることを受けて解散することを発表している。

ジ・オーウェルズは先週、リード・シンガーのマリオ・クオモ、ドラマーのヘンリー・ブリナー、ベーシストのグラント・ブリナーによる性的虐待を告発する一連の投稿がレディットに書き込まれていた。

ジ・オーウェルズは今回、バンドのツイッターやフェイスブック、インスタグラムに「ジ・オーウェルズは解散しました」と綴っている。『NME』はバンドの担当者にコメントを求めている。

ジ・オーウェルズは現地時間8月28日に、メンバーによる性的暴行疑惑を否定する声明を発表していた。「私たちは、我々に個人的な攻撃として向けられたこれらの根拠のない疑惑を断固として否定します」とバンドは声明に綴っていた。

「過去に未熟な言い争いや卑猥な言葉遣いをしたことは認識していますし、認めますが、性的暴行の疑惑についてはまったくもって事実無根です」

声明は次のように続いている。「このバンドのいかなるメンバーも同意なしに行ったことはありませんし、悪意を持って誰かを利用したこともありません。性的虐待の被害を受けた方々が声を上げることや、その加害者に思い知らせようとする考えについては支持していますが、同時に、インターネット上で目にするものや発言には注意を払ってほしいとも考えています」

「性的虐待の被害を受けられた方々には臆することなくそれを告発して欲しいと思っていますし、もしも私たちに傷つけられたと感じているのだとしたら、彼らのアイデンティティを尊重するために、(ソーシャル・メディアを上や匿名ではなく)適切な形で個人的にご連絡いただきたいと思っています」

ジ・オーウェルズは先日、11月に予定していたメトロ・シカゴでの公演についてもキャンセルしている。

「メトロの友人たちへの敬意と共に11月の公演はキャンセル致します」とジ・オーウェルズは綴っている。「チケットをご購入された方につきましては、早急に返金致します」

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