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テイラー・スウィフトは、15歳の時に結んだレコード契約が間もなく終わりを迎えようとしていることを受けて、彼女の去就について様々な憶測が広まっている。

『ヴァラエティ』誌の報道によれば、テイラー・スウィフトの現行の契約は今年11月に終わりを迎えるとのことで、次の契約が「歴史的なもの」になる可能性が指摘されている。

2004年にCEOであるスコット・ボーチェッタと初めて契約を結んで以来、ビッグ・マシーン・レコードに所属してきたテイラー・スウィフトだが、彼女については現在、レコーディング音源の所有権を巡って多くのメジャー・レーベルと話し合いの場を設けていることが報じられている。ビッグ・マシーン・レコードについては、その収入全体の80%がテイラー・スウィフトの音楽によるものだと言われている。

「デジタル時代に最も売り上げたアーティストの一人がフリー・エージェントになるということは、これまでに前例が存在しないのです」とザ・デイヴィス・ファームで音楽業界の弁護士を務めるダグ・デイヴィスは語っている。「商業的な条項や契約条件に関して、テイラー・スウィフトは現在、好きなように小切手を切れるというキャリアにおける特異な地点にいるのです」

「もしも彼女が契約金の記録を大きく更新したいというのであれば、彼女は今世紀入ってから最も高額で契約を結んだアーティストになることができるでしょう。もしも彼女が創造的になり、資産とは別のものを選択するというのであれば、独自のビジネスモデルを生み出すことができるでしょう。実に楽しみな状況なのです」

テイラー・スウィフトは、現在の契約期間中に5枚のアルバムを全米アルバム・チャートの1位に送り込んでいるほか、4,000万枚以上のアルバムを売り上げている。テイラー・スウィフトの今後については、自身のレーベルの立ち上げや、ユニバーサルとの契約、その他のメジャー・レーベルとの契約、ビッグ・マシーン・レコードとさらにいい条件での契約更新など、様々な可能性が取り沙汰されている。

テイラー・スウィフトは先日、ラジオDJのデヴィッド・ミューラーから受けた痴漢行為に対する裁判の間、自身を支えてくれたとしてファンに対し感謝の意を述べている。

現地時間8月14日、フロリダ州タンパにあるレイモンド・ジェームス・スタジアムで行われた公演で、テイラー・スウィフトは勝訴から1周年を記念してファンに感謝している。「振り返ると、1年前の今日、タンパの満員のスタジアムでコンサートじゃなくて、コロラド州デンヴァーの法廷にいたわ」とテイラー・スウィフトは語っている。「痴漢事件のためにそこにいて、1年前のちょうど今日、陪審員は私の側について私を信じてくれたの」

「信じてもらえなかった人たち、信じてもらえていない人たち、信じてもらえないだろうと考えて声をあげるのが怖い人たちのことを思っているわ」と彼女は語っている。「みんな、私の人生におけるすごくたくさんの浮き沈みを見てきたわよね、私の生き方がオープンになっているからなんだけど」

「ただね、みんなが来てくれて、ここにいて、人生の浮き沈みを通してみんなに出会えて本当に幸せってことが言いたいの。だから、みんな本当にありがとう。あんまりこのことについて話していなかったこと、冷静でいられないことを許して」

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