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ジョン・レノン殺害で有罪判決を受けているマーク・チャップマンの10度目の仮釈放申請が却下されている。

63歳のマーク・チャップマンはニューヨークの仮釈放審査会に申請を却下され、刑務所に留まることになっている。

マーク・チャップマンは1980年12月にニューヨークのダコタ・ハウスの外で、オノ・ヨーコと共にレコーディング・スタジオから帰ってきたジョン・レノンを殺害しており、1981年に懲役20年が宣告されている。

以前、ジョン・レノン殺害の理由として名声を手にしたかったからと語っていたマーク・チャップマンが再び仮釈放を申請できるのは2年後となる。

2016年にもマーク・チャップマンの申請は却下されている。

マーク・チャップマンの仮釈放を却下した理由についてウェンデ刑務所の審査会は次のように述べている。「本人も認めているように、名声を得たいという以上の理由なく、世界的に有名な人物の殺害を注意深く計画、実行しています」

「命というのは他の人とは較べられないものというを踏まえた上で、世界的に著名で多くの人に愛されている人物の命を奪ったという事実は、被害者の家族、友人、その他たくさんの人に与える苦痛を顧みず、人命の尊厳、他人の受ける苦痛を無情にも無視したことの証明です」

オノ・ヨーコはマーク・チャップマンが仮釈放を申請するたびに審査会に抗議の手紙を送っており、今回も申請に対して意義を申し立てたと見られている。

オノ・ヨーコは、マーク・チャップマンの仮釈放が、彼女自身およびジョン・レノンの息子のジュリアン・レノン、ショーン・レノンに対する直接的な危害につながる恐れがあると主張している。

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