GETTY

Photo: GETTY

ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュは、10年近く前にリンキン・パークのチェスター・ベニントンと楽曲に取り組んでいたことを明かしている。

チェスター・ベニントンは昨年の7月に自殺で亡くなっている。享年41歳だった。

スラッシュは『ヴァラエティ』誌の新たなインタヴューで、2010年のソロ・アルバム『スラッシュ』のレコーディングの際、チェスター・ベニントンもゲスト参加していたことを明かしている。

「チェスターについて言うとね、俺はこのことをつい最近まですっかり忘れていたんだけどさ」とスラッシュは語っている。「俺は最初のソロ・レコードを作ったとき、本当にいろんな人と一緒にやってみたんだけどね、なかには訳あって結局レコードに入らなかったものもあって、そのひとつがチェスターとのやつなんだ。俺たちは曲を一緒に録ったんだけど、当時のリンキン・パークは許可してくれなくて、結局(モーターヘッドの)レミーとやり直したんだ。その音源はデモでエンジニアをやってくれた奴が俺に送ってきてくれたから、俺はチェスターの家族に渡したよ。それにしても強烈な体験だったね。あの曲は本当に彼の心理状態に訴えるようなものだったからさ」

スラッシュは次のように続けている。「家族の手にすべてがゆだねられるように渡したんだ。受け取ってくれて本当に良かったよ。家族がリリースしたいと思うなら、それで俺も問題ないしね。音楽自体はレミーとやったのと基本的に同じなんだけど、歌詞が本当に胸が苦しくなる感じなんだ」

スラッシュがモーターヘッドのレミー・キルミスターと取り組んだ音源は、“Doctor Alibi”としてアルバム『スラッシュ』に収録されている。

スラッシュとダフ・マッケイガンは2013年5月、チェスター・ベニントンをヴォーカリストに迎えたストーン・テンプル・パイロッツのコンサートで共演しており、“All The Young Dudes(すべての若き野郎ども)”のカヴァーを披露している。

当時の共演の模様はこちらから。

先日、スラッシュは現在のガンズ・アンド・ローゼズのラインナップで新曲に取り組む可能性について語っている。

現地時間8月3日、衛星ラジオ局「シリウスXM」の番組にサプライズ出演したスラッシュは、バンドとしてスタジオに入ることを考えているのかどうかを訊かれると、次のように答えている。「話し合ったことはあるよ。みんなそうしたいんじゃないのかな。とにかく成り行きを見守るつもりでいるんだ。こうして世界中を巡るので忙しくしてきたわけだからね」

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ