フィル・コリンズは17歳の息子のニコラス・コリンズがドラムを叩いてくれるならジェネシスを再結成すると語っている。
フィル・コリンズは現在、神経に負った深刻な損傷の影響で、ドラムを叩くことはおろか歩くこともままならない状態になっているという。息子のニコラス・コリンズは昨年、フィル・コリンズの「ノット・デッド・イェット」ツアーにドラマーとして参加している。
フィル・コリンズは今回、米『ローリング・ストーン』誌とのインタヴューの中で、ジェネシスの再結成について「可能性がないと言うつもりはない」とした上で次のように続けている。「僕とマイク (・ラザフォード)、トニー(・バンクス)の3人は、今でもとても親しい仲だからね」と彼は語っている。「自分がドラムを叩かなければどうなるのか想像がつかないけど、何だって可能性はあるわけでね」
「君に教えてあげるよ……本当はトニーにもマイクにもまだ言っていないんだけどさ」とフィル・コリンズは続けて語っている。「トニーにはすごく小さな声で、次に僕たちが何かをやる時はニック(・コリンズ)がドラムだっていうことを言ったんだけどね。『ノー』とは言われなかった気がするな。トニーがちゃんと聞いていてくれていたかは分からないけどさ」
フィル・コリンズ、マイク・ラザフォード、トニー・バンクスが現在の中心メンバーだと思われるジェネシスだが、バンドの40周年を記念して行われた2007年のパフォーマンスが現時点での最後のパフォーマンスとなっている。
フィル・コリンズとマイク・ラザフォードはここ数年にわたってバンドの再結成への関心を度々口にしているが、キーボーディストのトニー・バンクスもまた、ジェネシスが将来的に再結成する可能性を除外するつもりはないとしており、ジェネシスの再結成の噂に拍車がかかることとなっている。
トニー・バンクスは先日、ルイヴィルのラジオ局「91.9 WFPK」とのインタヴューの中で、マイク・ラザフォードとは「頻繁に会っているし、仲良くやっている」として、ジェネシスの再結成にはオープンだと明かしている。
「それを除外するつもりはないよ。やってみたら楽しいだろうからね」とトニー・バンクスは語っている。「けど、何よりもまずフィルがツアーを生き延びてくれることが大切だから、その後でどうなるか見てみよう」
トニー・バンクスは続けて、バンドが対処しなければならない「ちょっとした問題」について次のように語っている。「僕らのドラマーはフィルだけど、彼はもうドラムを叩けないからね」
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