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テイラー・スウィフトは、ラジオDJのデヴィッド・ミューラーから受けた痴漢行為に対する裁判の間、自身を支えてくれたとしてファンに対し感謝の意を述べている。

テイラー・スウィフトは2013年に行われたミート・アンド・グリートでデヴィッド・ミューラーから痴漢行為を受けたという裁判で、2017年8月に勝利している。

テイラー・スウィフトは2013年、デヴィッド・ミューラーがコンサートの前にスカートの中に自分の手を入れて、お尻をつかむなど、不当に触ってきたことを主張している。デヴィッド・ミューラーはこの容疑を否定していたものの、結果的にラジオ局を解雇されている。その後、デヴィッド・ミューラーはテイラー・スウィフトを訴えており、これを受けてテイラー・スウィフトもデヴィッド・ミューラーを告訴している。2017年8月にデヴィッド・ミューラーは脅迫と暴行の罪で有罪判決を受けている。

現地時間8月14日、フロリダ州タンパにあるレイモンド・ジェームス・スタジアムで行われた公演で、テイラー・スウィフトは勝訴から1周年を記念してファンに感謝している。

「振り返ると、1年前の今日、タンパの満員のスタジアムでコンサートじゃなくて、コロラド州デンヴァーの法廷にいたわ」

「痴漢事件のためにそこにいて、1年前のちょうど今日、陪審員は私の側について私を信じてくれたの」

テイラー・スウィフトは続けて訴訟で正しく主張を認められるよう闘っている人を賞賛している。

「信じてもらえなかった人たち、信じてもらえていない人たち、信じてもらえないだろうと考えて声をあげるのが怖い人たちのことを思っているわ」と彼女は語っている。

テイラー・スウィフトが勝訴して得た賠償額と同じである1ドルを掲げているファンを讃え、彼女は次のように続けている。「みんな、私の人生におけるすごくたくさんの浮き沈みを見てきたわよね、私の生き方がオープンになっているからなんだけど」

「ただね、みんなが来てくれて、ここにいて、人生の浮き沈みを通してみんなに出会えて本当に幸せってことが言いたいの。だから、みんな本当にありがとう。あんまりこのことについて話していなかったこと、冷静でいられないことを許して」

昨年、テイラー・スウィフトはセクシャル・ハラスメントの被害者への支援を表明し話題となっている。

「自分がセクシャル・ハラスメントや性的虐待といった状況にあると気づいた人に伝えたいのは、セクシャル・ハラスメントや性的虐待のケースでは犠牲者に責任を向けられることがたくさんあるということなの。それが起きてしまったことへの責任を向けられることもあるし、それを公にしたことへの責任を向けられることもあるし、その反応に責任を向けられることもある。自分が過剰反応してるだけと思わされるかもしれない。というのも、世間はこうしたことをすごく些細なものにしてしまうから」

被害者に責任を向ける風潮を批判した上でテイラー・スウィフトは被害を受けた場合は告白するのに遅すぎることはないと語っている。

「私のアドバイスは自分自身を責めてはいけないということ、他の人が自分に向けてくる責任を受け入れてはいけないということね」と彼女は続けている。「セクシャル・ハラスメントや性的虐待を告白するのに15分、15日、15年かかったとしてもそれは責められるべきではないわ。セクシャル・ハラスメントや性的虐待を選んだ人間に対して起こることに対しても責められるべきではないのよ」

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