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危篤の状態にあることが報じられているアレサ・フランクリンだが、彼女の甥であるティム・フランクリンによれば、彼女は現在「意識はハッキリしていて、話したり、笑ったり、冗談を言ったり」しているという。

『ピープル』誌の報道によれば、ティム・フランクリンは次のように明かしているという。「意識はハッキリしていて、笑ったり冗談を言ったりしており、人のことも認識できています。家族が自宅で寄り添っています」

「私は先週の金曜日に彼女に会いに来て、45分から1時間ほど会話をしました」と彼は語っている。「私の兄も土曜日には着いて、その時も意識はハッキリしていて、話したり笑ったり、冗談を言ったりしていました」とティム・フランクリンは続けている。「テレビも観ているので、お願いですから『アレサが亡くなる』という一連の報道は止めにしてほしいのです。そのせいで彼女の気力が奪われてほしくありません」

ティム・フランクリンはアレサ・フランクリンの体調がいまだ優れないことを認めた上で、家族が今も「元気付けてこの危機を乗り越えてもらおうと努力している」として、彼女が生き延びてくれることを信じていると語っている。

「私たちはこれを乗り越えてくれると信じていますし、彼女も自分が乗り越えられることを信じています。それこそが重要なことなのです」と彼は続けている。

アレサ・フランクリンの家族は先日、76歳の彼女が「危篤」の状態にあったことを認めていた。アレサ・フランクリンについてはその後、現在は親しい友人や親族に「見守られている」状態にあり、「ホスピス・ケア(※余命の短い患者に提供される医療)」を受けていると報じられている。

一方、伝説的なプロデューサーのクライヴ・デイヴィスは先日、今年11月にニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンでアレサ・フランクリンを讃えるトリビュート・コンサートを開催すべく指揮を執っていることが報じられている。クライヴ・デイヴィスは、自身が設立したアリスタ・レコードが1980年にアレサ・フランクリンと契約を結んで以来、彼女の長きにわたる仕事上のパートナーとして知られている。

報道によれば、「クライヴ・デイヴィス・プレゼンツ:ア・トリビュート・トゥー・アレサ・フランクリン」と銘打ったトリビュート・コンサートは11月14日に開催される予定だという。

トリビュート・コンサートに出演するアーティストの名前は現時点で明らかになっていないものの、これまでにスティーヴィー・ワンダーやビヨンセを初めとした音楽業界の多くの著名人たちがアレサ・フランクリンにエールを送っている。

アレサ・フランクリンは50年以上に及ぶそのキャリアの中で18のグラミー賞を受賞し、7500万枚上のセールスを記録し、2009年1月のオバマ大統領を含め、3度の大統領就任式でパフォーマンスを行っている。

彼女の最新作は2017年の『ア・ブランニュー・ミー』となっており、本作のリリースをもって引退することを発表していた。「これだけは言っておかなくてはならないけど、私は今年引退するの。私のキャリアがどこから始まり、今どこにいるかっていうことについて考えると誇らしく思うし、すごく豊かなものだったし、満足してるわ」

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