レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのベーシスト、ティム・コマーフォードが、バンド再開の可能性をほのめかしているという。
2011年のLAライジング・フェスでの演奏を最後に活動を休止していたレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは当時、これが最後のステージだろうと公式に発表していた。
しかし、今回、ティム・コマーフォードは米『ローリング・ストーン』誌の取材において、次のロックンロール・ホール・オブ・フェイムのセレモニーにおける殿堂入りの可能性について質問されたことを受け、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの活動再開について次のように語っている。
「もし俺たちが殿堂入りしたら、妙な感じだろうな。参加するかは分からないよ、だって俺が見たところ、あそこに参加したら自分たちがもう過去のモノだって認めたことになるだろ。『オーケー、俺は終わりだ。今までやってきたことを見てくれ』って言うようなものさ」
「俺たちはまだ解散してないし、再開の可能性だってある。今は何の予定もないが、未来がどうなるかなんて分からないだろ」
ベーシストのティム・コマーフォードはまた、彼の最新プロジェクトであるワクラットで、ヴォーカルのザック・デ・ラ・ロッチャとの共作を計画中だという。
「この間、ワクラットの初めてのショウを終えたばかりなんだが、当日はザックとトム(・モレロ)も来てくれたよ。トムは今、俺の一番のファンであり、サポーターとなってくれてる。俺が音楽的にやっていることはザックの得意分野で、彼はそれについての達人なんだ。ショウの後、2時間ほど2人で話し込んだよ。俺がやってることを認めてくれた。今取り組んでるトラックのギターソロを頼んだら『ああ、いいぜ』って引き受けてくれたんだ」
一方、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは先日、フィンズベリー・パークでのライヴを収録したDVDをリリースすることを発表している。
このライヴは2010年6月6日にロンドンのフィンズベリー・パークで無料で開催されたもので、UKのクリスマス・チャートでサイモン・コーウェルの「Xファクター」の優勝者が1位をとるのを阻止しようと、ジョン・モーターとその妻トレイシーが行ったフェイスブックでのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの“Killing In The Name”購入キャンペーンが成功したために行われたものだった。
これまでこの映像はファースト・アルバムのデラックス・ボックスセットにのみ収録されていたが、12曲のライヴ映像と舞台裏映像や特別映像、キャンペーンの首謀者であるモーター夫妻へのインタヴューと合わせて商品化される。
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