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アークティック・モンキーズのフロントマンであるアレックス・ターナーは最新作に収録された“Fout Out Of Five”の元々の歌詞を明かし、最新作のソングライティングにいかに「夢中」だったかについて語っている。

アークティック・モンキーズは今年5月に通算6作目のスタジオ・アルバムとなる最新作『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』をリリースしている。宇宙やSFの世界観に満ちた野心作となっている本作には、アレックス・ターナーによるこれまでで最も興味深い歌詞も含まれている。

アレックス・ターナーは今回「ヴァルチャー」とのインタヴューの中で本作での歌詞の制作プロセスについて語っている。

アレックス・ターナーはシングル曲の“Four Out Of Five”の「月面」を舞台にした歌詞について、楽曲制作やレコーディングを行っていた彼の家にある部屋のニックネームが「月面」であったことを明かしている。それを機に宇宙という考えが浮かんで以降は、そのテーマで「一貫してやる」ことを決めたという。

「5つ星満点中の4つ星っていうのは、星と掛けてるんだけどさ」とアレックス・ターナーは語っている。「もしかしたらそれほどまでにそのアイディアに夢中になっていたんだろうね」

アレックス・ターナーは曲の初期段階で付けていた歌詞についても明かしている。「元々の歌詞はこういうものだったんだ。『Karaoke and raspberry beret, in imaginative ways, and I get signed right then and there by a hotshot executive / I wasn’t expecting it that easy(カラオケと“Raspberry Beret”、空想的なやり方で、その場ですぐにやり手の経営者からサインをもらうんだ/ここまで容易に進むとは思わなかった)』っていうね)」

アレックス・ターナーは「1曲に多くを詰め込み過ぎないように」慎重になっていたとして、1曲でその限度を超えてしまい最終的にアルバムに収録されたかった楽曲があったことを明かしている。

「ビング・クロスビーとランディー・ニューマンに言及した、このアルバムには入らなかった楽曲があったんだけどね」とアレックス・ターナーは語っている。「それで『これは無理だ』ってなったんだよ。どちらか1人しか入れられないなってね。『ちょっと落ち着こう!』っていうさ」

「いびつな曲は作りたくないからね」とアレックス・ターナーは語っている。

また、アレッククス・ターナーは先日、最新作の『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』を映画化する可能性や、同作に派手なサビがないことについて語っている。

通算7作目となる次回作に向け、アークティック・モンキーズから共作を持ちかけられたら「間違いなく」応じると語っていたテーム・インパラのケヴィン・パーカーとのコラボレーションの可能性について、アレックス・ターナーは次のように語っている。 「ぜひケヴィンには提案してみたいね……ケヴィン、やってみようよ」

アークティック・モンキーズは来月に大規模なUKアリーナ・ツアーをスタートさせる予定となっている。

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