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カニエ・ウェストはアメリカのテレビ番組「ジミー・キンメル・ライヴ」で黙り込んでしまったことについてツイッターで釈明している。

今年6月に最新アルバムの『イェー』をリリースしているカニエ・ウェストは、現地時間8月9日に出演した同番組のインタヴューの中で、ジョージ・ブッシュ元大統領に対する過去の自身の発言がドナルド・トランプ大統領への支持と矛盾しているのではないかという質問に口を閉ざしてしまっている。

「その人となりを好きかどうかは別にして、彼の行動というのは重要なものです。あなたは『ジョージ・ブッシュは黒人のことなんて気にしちゃいない』と力強く述べたことで知られていますよね」とジミー・キンメルはカニエ・ウェストに問いかけている。「そう考えると不思議なんです。ドナルド・トランプ大統領が黒人のことを気にかけているとどうして思うんですか?」

カニエ・ウェストは答えについて考え込んでいる様子のままとなり、ジミー・キンメルはカニエ・ウェストが質問に答える前にCMを挟んでいる。

ドナルド・トランプ大統領はその後、同番組で自身への支持を表明してくれたカニエ・ウェストにツイッターで感謝を述べている。

カニエ・ウェストは今回、ジミー・キンメルからの質問に「沈黙した」とする指摘に対してツイッターで反論している。「ジミー・キンメルの番組では会話をして楽しい時間を過ごせたよ」とカニエ・ウェストはツイートしている。「質問された時に俺が沈黙していたっていう記事を読んだんだ。そういった飛ばし記事について釈明させてくれ。俺は沈黙していないよ。質問に答えるチャンスを与えられなかったんだ」

カニエ・ウェストは次のように続けている。「とても重要な質問だったから考える時間が必要だったんだ。そうしたら、『コマーシャルを挟みましょう』ってなったんだよ。あのインタヴューでは、異なる意見を持つ、影響力のある人物が民主的な会話をしたんだ」

「ジミーが(自身のスニーカーブランドである)イージーを履いて歩いているのを見た時は嬉しかったよ。平和の象徴だよね。愛をもって歩み寄ってくれたんだ。ジミーと彼のチームには感謝しているよ。君たちはジェダイだ。たくさんの愛を」

同じインタヴューの中で、カニエ・ウェストはドナルド・トランプ大統領への支持やそれに対する周囲の人々の反応についてさらに語っている。「ミュージシャンとして、アフリカ系アメリカ人として、ハリウッドに住む1人として、そういうあらゆる観点から、周囲の人たちが俺に支持するべき人を提案してくるんだ。それから、俺がトランプへの支持を口にする度に、『公にしないほうがいい。さもないとキャリアが終わる』だとか、『ブラック・コミュニティから追い出される』だとか言われるんだよ」とカニエ・ウェストは語っている。「なぜなら、黒人たちは一つの思想しか持たないものとされているからね。黒人は民主党支持者にしかなってはいけないんだよ」

カニエ・ウェストは続けて、過去に同様にドナルド・トランプ大統領への支持を公にした時のことについても語っている。「入院する前にもこうやって自分の考えを明かしたことがあったんだけど、その時に自信を失ってしまったんだ。だから、世界を相手にして反発に立ち向かう自信がなかったんだよ」とカニエ・ウェストは説明している。「その結果がどうであれ、立ち上がって帽子を被れるようになるまでに1年半かかったよ」

「俺がそのことで示したかったのは政策とかじゃないんだ。だって、俺は政治家じゃないわけで、俺が示したかったのは、恐怖を克服して誰に何を言われようと自分の感じるがままにやるっていうことであって、『俺をイジメることはできない。リベラルは俺をイジメられないし、ニュースだって俺をイジメられない。ヒップホップ・コミュニティだって俺をイジメることはできない』」っていうことなんだ」とカニエ・ウェストは語っている。

「なぜなら、もしもその時に俺がビビっていたとしたら、カニエにはなれないからね。それこそがカニエを生み出すんだよ。実際、人々が何かに付けて俺に怒っていることも楽しめているんだ」

また、カニエ・ウェストは現地時間8月11日に新曲“XTCY”を公開している。

“XTCY”の音源はこちらから。

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