アークティック・モンキーズは、通算6作目のスタジオ・アルバム『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』への評価がファンの間でも分かれていることを受けて、そうした賛否両論について語っている。
今年5月にリリースされた『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』だが、リリース時にはファンの間でも議論の対象となっており、あるファンは「SF版のスパンダー・バレエ」に例えている。
「確かにいいテクスチュアもあるし、サウンドも興味深いし、アレックス・ターナーの歌詞もいつも通りだけど、SF版のスパンダー・バレエでしかないよ」とファンの一人は当時ツイートしている。
しかしながら、新作に対する二分した評価はバンドに影響を与えていないようで、ドラマーのマット・ヘルダースはバンドのレヴューにほとんど目を通していないことを認めている。
マット・ヘルダースは「Beats1」のマット・ウィルキンソンの番組に出演して次のように語っている。「レヴューを読むことにほとんど意味を見出したことがないんだよね。いい意味でも悪い意味でも、どっちの意味においてもさ」
一方、フロントマンのアレックス・ターナーにとっては、評価が二分することは避けられなかったことのようだ。
「だからといって、自分の耳に絶対に入って来ないとは言えないんだけどね。そうだろう? 友達だったり、親戚とかから入ってきたりね」
『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』がリリースされてからはわずか3ヶ月ほどしか経っていないものの、アレックス・ターナーは予想よりも早く次回作がリリースする可能性があることを認めている。
「分かるだろ、今回も分からないんだよ。自分たちのこれからの方向性についてもまったく結論には到達していないけど、俺はやりたいと思ってるよ」とアレックス・ターナーは前作から短期間でのリリースについて語っている。
「理由としては、この作品をツアーでとても楽しく演奏できていて、この一緒にやる楽しさのまま、スタジオに戻ることができるじゃないかって思っているからかもしれないね。とはいえ、俺たちがこの『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』を作った時は、ツアーの反動で作ったわけじゃなかったんだけどね」
「『AM』の後も、『まあ、このまま別のことをやって、続けてみようぜ!』っていう時があってね。今となってはそんなことしなくてよかったと思うけど、そうしたい欲求は間違いなくあったよね」
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