AC/DCはヴァンクーヴァーでスティーヴィー・ヤングと元ドラマーのフィル・ラッドが共に同都市にいるところが目撃され、新作の制作に関する噂が巻き起こっている。
カナダ人ジャーナリストのスティーヴ・ニュートンが地元紙『ジョージア・ストレート』に投稿した記事がきっかけで今回の噂は持ち上がっており、記事によれば、「路上のロックンロールの情報筋」が同日にヴァンクーヴァーの繁華街でAC/DCのメンバーの何人かと会話をしたことを彼に明かしたという。
情報筋によれば、彼が会話をしたメンバーの一人は、アンガス・ヤングの甥で、2014年に認知症のために脱退したマルコム・ヤングの代わりにギタリストを務めるスティーヴ・ヤングだったという。
また、情報筋が出会ったというメンバーのもう一方は、元ドラマーのフィル・ラッドだったという。フィル・ラッドは2014年に薬物所持とスタッフへの殺人教唆の罪で逮捕されて、バンドを脱退するまで、長年にわたってバンドのドラマを務めていた人物で、『ロック・オア・バスト』ツアー以降は脱退した彼の代わりにクリス・スレイドがドラムを担当していた。
スティーヴ・ニュートンは続く8月2日に自身のウェブサイト「イヤー・オブ・ニュート」に投稿した記事の中で、情報筋への信頼を改めて語っており、2人のロックスターと会い、会話までしたという情報筋について「心から信じている」と綴っている。
スティーヴ・ニュートンによれば、AC/DCは直近の3枚のアルバムをヴァンクーヴァーのウェアハウス・スタジオでレコーディングしており、今回もレコーディングか、少なくともそれに向けた話し合いのためにバンクーバーを訪れている可能性があると指摘している。スティーヴ・ニュートンはまた、フィル・ラッドがバンドメンバーに復帰した可能性についても言及している。
およそ2年前に2014年にアルバム『ロック・オア・バスト』のツアーを終えて以来、AC/DCは茨の道を歩んでおり、引退を余儀なくされた設立メンバーのマルコム・ヤングとの死別や、長年バンドに在籍してきたシンガーのブライアン・ジョンソン、フィル・ラッド、ベーシストのクリフ・ウィリアムズとの別れを経験している。
アンガス・ヤングは現時点でAC/DCの今後の活動について明らかにしていない。アクセル・ローズは現在ガンズ・アンド・ローゼズとしてツアーを行っているものの、彼はAC/DCと再び活動することに意欲を示している。
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