Press/Andy Stuart

Photo: Press/Andy Stuart

フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールは、23分にも及ぶソロの大作曲の制作を追ったドキュメンタリーのトレイラー映像が公開されている。

この曲の存在については以前明らかにされていたが、今回デイヴ・グロールは自分自身で作曲し、すべてのパートを自身で演奏したその内側を見せる映像を公開している。

「自分の子供が音楽を始めて、歌ったりドラムを叩いたりして学んでいるのを見ていたら、アルバムを聴いて、聴くことから学んでいた自分の頃のことも思い出してね……それで子供たちがレッスンを受ける場所に連れて行ったら、部屋は子供たちでいっぱいでね。ものにしようと一生懸命やってるんだ」とデイヴ・グロールはこのドキュメンタリーについて語っている。

「49歳になった今でさえ、自分もまだものにしようとしているわけでね……ずっと達人なんかにはなれないものなんだよ。常に次のチャレンジに向かっていて、常に自分が学んできたものを改善できないか、方法を探しているんだよ」

今回公開されたトレイラー映像はこちらから。

2つのパートで構成されるというドキュメンタリー『プレイ』は映画『ザ・ディザスター・アーティスト』や『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』の仕事で知られるブランドン・トロストによってパフォーマンス部分はモノクロで撮影されている。本作は編集と特殊効果によって7人のデイヴ・グロールが一緒に演奏しているシーンが登場し、視聴者には「インタラクティヴ」な体験が提供されるという。

楽曲ならびにドキュメンタリーの“Play”は8月10日にデジタルやストリーミングでリリースされる予定で、楽曲は9月28日に限定のアナログ盤もリリースされる。

このプロジェクトについてデイヴ・グロールは今年5月に次のように語っている。

「ロサンゼルスのイーストウェストにスタジオがあるんだけどさ。楽器一式をセットアップしようとしているんだ。複数のドラム・キットに大量のギターとベースっていうね。リズム楽器もリード楽器もね」

「再生ボタンを押すとクロックが刻み始めるから、最初のドラム・パートを録って、次は別のドラム・キットのとこにいって、最初のドラムに重ねる形で別のドラムをレコーディングするんだ。ギターでも同じことをやっていくんだよ」

「そして極め付けはそのすべての収録風景を複数台のカメラで撮影するんだ。だから、最終的には25分間の曲を6人の異なるデイヴ・グロールがそれぞれの楽器でそれぞれの音を演奏するのをすべて観たり聴いたりできるんだ。1カットの最初から最後までね」

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