Phil Wallis/NME

Photo: Phil Wallis/NME

レッド・ホット・チリ・ペッパーズの元ギタリストであるデイヴ・ナヴァロは、同じく元ギタリストのジョン・フルシアンテとのギターめぐる逸話を明かしている。

デイヴ・ナヴァロは現地時間の水曜日に毎週更新している自身のポッドキャスト「ダーク・マター・ラジオ」の中で、かつてのジョン・フルシアンテとのやりとりについて明かしている。

「この話をすることについて彼が嫌がらないことを願ってるんだけどさ。昔、レッド・ホット・チリ・ペッパーズにいて、4〜5年が経った時のことなんだけど、ジョンはバンドを辞めて、最終的にリハビリ施設にいたんだよね。彼は俺の通ってたのと同じリハビリ施設にいてさ。それもあって、彼が俺に話しかけてきてくれてね。『なあ、俺はここにずっといなくちゃならないから、ギターを持ってきてくれないか? 弾けるものがここにはないんだ』って言われたんだ」

彼は次のように続けている。「それでサンバーストのレス・ポールがあってさ。というのも、当時はガンズ・アンド・ローゼズに入ることを考えていてね。ガンズ・アンド・ローゼズに入らないかと言われてたんだけど、俺にとってはいいタイミングじゃなかったんだ。俺はドラッグ中毒だったからね。それで『このレス・ポールを貸そう』と思ったんだよ。施設に持っていって、ちょっと一緒にいて、少し話をしたよ。それからは一度も彼とは会わなかったんだ。彼が施設を出たんだと思うけど、それは分かんないけどさ。それで、日々は過ぎて、俺は最終的にレッド・ホット・チリ・ペッパーズを抜けて、ジョンがどこにいるかも知らなかったんだ」

「この話の終わりは10年後ぐらいに、ジョンが電話をくれて『自宅に行ってもいいかな?』って言われたところで迎えるんだ」とデイヴ・ナヴァロは語っている。「俺は『ぜひ、もちろんだよ』と答えて、住所を教えたんだ」

「彼はやってきて、ドアをノックしてくれたんだけど、ギターのケースを持っているんだ。ギタリストがギタリストの家にギターを持ってくるなんて普通のことじゃないからね。それでケースを開けてみたら、黒のレス・ポールだったんだ。『これを君に贈りたかったんだ。というのも、昔、レス・ポールをもらったんだけど、あれを売って、ドラッグを買ってしまったんだ。ちゃんとしておきたかったんだ』と彼は言っててね。俺は『なんてことだ』って感じだったよ」

「一緒に何時間か話をしたんだけど、クールな出来事だったね。その結果、黒のレス・ポールは今も家にあって、俺としてはそうやって償ってくれたことが嬉しいんだよね。おかしな形で回りまわって、彼が取り替えてくれた黒のレス・ポールは、元々のやつよりもずっと特別なものだったんだ」

ジョン・フルシアンテについてはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーと11年ぶりに一緒に公の場にいたことが明らかになっている。

2009年に脱退して以降、ジョン・フルシアンテはあまり公の場に姿を現しておらず、2012年にロックの殿堂入りを果たしたときも式典への出演を辞退している。

しかし、ジョン・フルシアンテとフリーは公の場で再会を果たし、週末にロサンゼルスで行われたボクシングの試合を一緒に鑑賞する姿が目撃されている。「アルティメット・ギター」によれば、ジョン・フルシアンテとフリーが一緒に写真に写るのは11年ぶりだという。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ