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カート・コバーンとコートニー・ラヴの娘であるフランシス・ビーン・コバーンは、アイルランドで開催されているカート・コバーンの展覧会に際して、父親の日記を読むことはないだろうと語っている。

カート・コバーンについては現地時間7月17日よりキルディアのザ・ミュージアム・オブ・スタイル・アイコンズで「グローイング・アップ・カート・コバーン」と題された展覧会が開催されている。展覧会では写真やスケッチ、洋服など彼が所有していた多くの品々が展示されている。展示会の初日には、フランシス・ビーン・コバーンとカート・コバーンの母親のウェンディ・オコナー・コバーン、彼の姉妹で叔母にあたるキムが出席している。

フランシス・ビーン・コバーンは父親の私物について語るなかで、父の日記について一度も読むことはないだろうとしており、2002年に『ジャーナルズ』を出版することにしたコートニー・ラヴの判断を「残念に思っている」と語っている。

「父の日記には目を通してないわ」とフランシス・ビーン・コバーンはアイルランド版『インデペンデント』紙に語っている。「私的なものすぎると思っているの」

「母がそれを出版してしまったことは残念に思っている。母なりに父のパーソナルな考えを提供しようとしたっていうのは分かるし、みんながそれを知りたがっていることも理解しているけどね」

「死んでからみんなに自分の私的な感情を知られるなんて私には想像できないわ。プライバシーの侵害もいいところだし、父がそうした考えを作品として発表しなかったことを考えれば、賞賛に値するとは思えない。彼のアートを通して彼を知ることと、意図的に公にされた副産物で彼を知ることとは別物なのよ」

フランシス・ビーン・コバーンは次のように続けている。「アーティストっていうのは、自分の作品については誰しもの注目下に置かれるっていう暗黙の契約を結ぶの。アーティストになるっていうのはそういうことなの。父の作品は楽しめるけれど、プライベートな日記に繋がりを持つというのはすごくつらいことだと思っている」

「私からしてみれば、それってプライバシーの侵害だと思うの。そういうパーソナルで心の奥底にある暗い感情を、父がみんなに読んでほしいと思っていたのかどうかは分からないわ」

カート・コバーンとコートニー・ラヴの一人娘であるフランシス・ビーン・コバーンは、ニルヴァーナの絶頂期にカート・コバーンが27歳で自殺した当時、まだわずか12ヶ月だった。フランシス・ビーン・コバーンは今年5月、オンライン上で自作の曲を公開し、デビュー・シングルのリリースをほのめかしている。

フランシス・ビーン・コバーンは今年5月、依存症を克服して「シラフとして2年目の誕生日」を迎えたことを報告している。

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I thought I would start this post by sharing a pure moment in Oahu surrounded by nature & love. This moment is a representation of who I am on February 13th, 2018. It feels significant here & now because it’s my 2nd sober birthday. It’s an interesting and kaleidoscopic decision to share my feelings about something so intimate in a public forum . The fact that I’m sober isn’t really public knowledge, decidedly and deliberately. But I think it’s more important to put aside my fear about being judged or misunderstood or typecast as one specific thing. I want to have the capacity to recognize & observe that my journey might be informative, even helpful to other people who are going through something similar or different. It is an everyday battle to be in attendance for all the painful, bazaar, uncomfortable, tragic, fucked up things that have ever happened or will ever happen. Self destruction, toxic consumption and deliverance from pain is a lot easier to adhere to. Undeniably, for myself and those around me choosing to be present is the best decision I have ever made. How we treat our bodies directly correlates to how we treat our souls. It’s all interconnected. It has to be. So I’m gonna take today to celebrate my vibrant health and the abundance of happiness, gratitude, awareness, compassion, strength, fear, loss, wisdom, and the myriad of other messy, raw emotions I feel constantly. They inform who I am, what my intentions are, who i want to be and they force me to acknowledge my boundaries/limitations. I claim my mistakes as my own because I believe them to be a contribution to a higher education. I am constantly evolving. The moment any evolution ceases is the moment I disservice myself and ultimately those I love. As cheesy and cornball as it sounds life does get better, if you want it to. I’ll never claim I know something other people don’t. I only know what works for me and seeking to escape my life no longer works for me. Peace, love, empathy (I’m going to reclaim this phrase and redefine it as something that’s filled with hope and goodness and health, because I want to ) Frances Bean Cobain

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フランシス・ビーン・コバーンはまた、カート・コバーンを描いたドキュメンタリー映画『COBAIN モンタージュ・オブ ・ヘック』についても苦言を呈している。

「あの映画は私が望んでいたような結末にならなかったの……映画の前半は本当に美しかったけど、後半は、私たち全員が最後にはカートを憎んで終わってしまうわけでしょ。私たち全員が『何メソメソしてるのよ。一体どうしたの?』という感じで。私たちが届けようとしていたことは、そこには反映されていないわ」

フランシス・ビーン・コバーンは同作への参加について、依存症と闘っていためにあまり貢献できなかったことを後悔していると語っている。

「もっと貢献できるような思考状態にいられなかったことを後悔しているわ。いろいろなドラックに手を染めていたの。私は参加しなかったわ。きちんとした考えをすることができなかったの」

フランシス・ビーン・コバーンは先日、展覧会について彼女自身は父親と過ごした記憶はないものの、ファンの人たちが自身の母親や叔母の目を通じてカート・コバーンを見られることを嬉しく思っていると語っている。

「私は祖母や叔母たちから、自分の父親がどんな人であったかをいつも一番近くで教えてもらっていました」とフランシス・ビーン・コバーンはロイター通信に語っている。「世界中にいるニルヴァーナのファンの方々と、祖母や叔母たちが見てきたカートの姿を祝福できることをとても嬉しく思います」

展覧会「グローイング・アップ・カート・コバーン」は9月30日まで開催される。

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